祖母・傾山&大崩山縦走

2012/05/03(Thu)


冬期に縦走した時は3泊4日の日程でしたが、今回は1泊2日の日程です。3泊4日でも相当キツかったので、「果たして1泊2日で達成できるのだろうか・・・」と不安もありましたが、前回の祖母・傾山の日帰り縦走した時の疲労の蓄積や翌日の回復具合などの結果が意外と良好だったので、今回のGWを利用してのチャレンジとなりました。

2012-05-03・04 ①

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2012-05-03・04 ②
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今回のザックの総重量は幕営装備(今回はエアライズ2をチョイス)を入れて9.5kg(水抜き)

2012-05-03・04 ③
今回の装備(30リットルのザックにパッキング)
         

祖母・傾山縦走・・・1日目③

2012/05/03(Thu)


古祖母山を過ぎると天候は急速に回復傾向、風は強いものの上空には青空が広がりつつありました。山頂から少し下ると眼下にアケボノツツジでピンク色に染まった斜面を発見!「スゴイ」と心躍りながらハシゴ場を慎重に下って、薄暗く、ジメッとしたスズタケのトンネルを抜けると、そこは桃源郷かと思わんばかりに、アケボノツツジやミツバツツジなどの花々が点在し始め、心身癒されながら歩く事ができました♪

20120503②21
コンデジではうまく写らないのが残念

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ハシゴ場

20120503③01
青空バックにアケボノツツジ

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雲隠れの祖母山とアケボノツツジ

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障子岩尾根とミツバツツジ

尾平越はスルーして、水場もあり、ブナの大木に囲まれた気持ちの良いブナ広場には13時39分に到着。飲料水はまだ十分に残っているので、ここでは冷たい湧水で顔を洗ってリフレッシュ、気持ちも新たに傾山を目指して歩き始めました。

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ブナ広場

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ブナ広場の水場

しばらくはブナやヒメシャラの美林にウットリしながら登っていたのですが、急に強烈な睡魔が襲ってきたので、細やかな抵抗を試みるも呆気なく白旗を上げてしまい、携帯電話のアラームを10分にセットして、登山道脇でお昼寝タイム・・・zzz10分後、頭もスッキリ目覚めて、いざ行かんと歩き始めたのですが、5分ほど歩いたところで、前方に天狗岩が見えたので往路を戻っている事に気付き、慌てて引き返しました・・・どうも寝惚けてしまったようです(苦笑)その後は段々と高くなる笹にウンザリしながらも頑張って登り、15時28分、本谷山(標高1,643m)に到着(8℃)

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ブナの美林

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本谷山

この頃になると先ほどまでの陽射しはどこへやら、上空は厚い雲に覆われてしまいました。休憩もそこそこに先を急ぎましたが、雨がパラパラし始め、このまま本格的に降り始めるようであれば、悪天候での闇夜の杉ヶ越の通過は危険極まりない事なので避けなければいけない・・・。そうなると、今日は九折越のテント場泊まりになるので、次の日が闇夜の中で坊主尾根を通過しなければならず、どうにもこうにもリスクが高まってしまいます。どちらを取るか、う~ん、決めかねる、これ以上、雨が降らない事を天に祈るばかりです(苦笑)

笠松山までは大した急登も展望もなく、変化に欠けるのでダラダラ歩いていると、再び睡魔が襲ってきます。「眠いなー」と呟きながら歩いていたら、オッと、笠松山のピークを少し通り過ぎてしまった(汗)慌てて戻って、16時17分、笠松山(標高1,522m)に到着(6℃)

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笠松山直下のアケボノツツジ

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羊羹で気合を入れて♪

先ほどまで降っていた雨は止んでおり、なんとか本降りだけは回避できそうな感じだったので、先を急いで歩き始めました。スズタケに囲まれた登山道を急ぎ足で駆け抜けて、17時11分、九折越に到着。すでに寛ぎモードのテント泊者が多数見受けられ、目に毒だったので、そそくさと空荷で水場まで下り、5リットルの飲料水を確保して戻ると、17時42分に傾山を目指して出発。

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九折越

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九折越の水場

センゲン尾根は好きなコースの1つなのですが、健男社を出発して、すでに15時間が経過しており、さすがにこの頃になると、ドッと疲れが出てしまい、ダラダラと続く単調な登り下りが怨めしく思えてきました。

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センゲン尾根へ

なんとか斜面を登り、18時40分、杉ヶ越コースとの分岐に到着。本日ラストのピークである傾山に登る為のエネルギー補給をするのですが、1日の行動時間が15時間以上になると胃が疲弊してしまうのか、固形物を食べると吐き気がするので、今回は明治の『ピッドインリキッド』という流動食を用意してみましたが、これだと胃も素直に受け付けてくれるし、これ1本(68g:198円)でご飯1杯分ぐらいのカロリー(170kcal)もあるので、ここぞという時は良いようです♪

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ピッドインリキッド・・・ウメ風味

エネルギー充電完了で登り始め、大して難しいところもなく、日没前の18時56分、ようやく、傾山(標高1,602.2m)へと辿り着く事ができましたが、感慨に浸る時間はありません、これから本日最大の難所、杉ヶ越コースの通過が待ち構えています。今回の大崩山までの縦走で一番悩んだのが、この杉ヶ越コースをどう処理するか・・・でした。今日のように闇夜の強行軍で初日に一気に抜けるか、2日目の早朝に明るくなってから抜けるか、その場合は闇夜の中で坊主尾根を下らないといけませんが・・・。計画を立てるのに最後まで悩んだのですが、やはり、日没後の疲労困憊の状態で坊主尾根を下るよりも、初日の気力&体力があるうちに頑張って距離を稼いでいた方が安心かなと結論を出しました。すでに体力は使い果たしましたが、登山は気力という名の根性がものを言うので、自分で決めた以上は初志貫徹、弱音を吐かずに頑張って通過したいと思います。

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傾山にて

分岐まで戻ると、ヘッドランプを点灯し、夜の帳が下り始めた杉ヶ越コースを歩き始めましたが、ガスって、ホワイトアウト状態なので下降点がよく分かりません。多分、こっちかなーと思うのですが、イマイチ確証が持てずに下る方向が定まりません。確実性が無ければ、全く違う所に下りてしまう可能性があるので、そうなれば、再び、這い上がって来る体力も時間もありません。斜面を登り下ってを繰り返して、ようやく、踏み跡らしき痕跡を発見、その先を恐る恐る進んで、ようやく目印を見つける事ができたので安心しました。急斜面をグングン下って、杉ヶ越コース名物の三段ハシゴにさしかかる頃には、完全に闇が支配していました・・・。

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気を引き締めないと・・・

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三段ハシゴ

慌てず騒がず、ゆっくり下りれば、何の問題もなく、痩せ尾根の通過も漆黒の闇が何もかも消し去ってくれているおかげで、高度感もないので恐怖を感じる事もありません(笑)ただ、大小幾つものピークを越えても、なかなか標高が下がらないし、周囲の風景も分からないので、今、自分がどの付近を歩いているのか、分かる手段はハンディGPSのみなので、なかなかツラく感じました。それでも、途中、途中で休憩を入れながら進み、23時3分、杉ヶ越に到着・・・ふぅ~、1日が長かったなぁ~(苦笑)

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ピッドインリキッド・・・ピーチ味

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闇へと続くます(苦笑)

休む暇もなく、急いでテントを設営して荷物を中に入れると、食欲はないものの、何か食べておかないと明日の行動に差し支えるので、お湯を沸かしてリフィルタイプのカップヌードル(シーフード)に注いで、3分後、胃袋に流し込んで、明日の準備もそこそこに、シュラフカバーに入って就寝・・・2日目に続く。

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エアライズ2

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リフィルタイプのカップヌードル

         

祖母・傾山縦走・・・1日目②

2012/05/03(Thu)


大障子岩を過ぎるとガスは濃さを増す一方でしたが、晴れた日は天真爛漫な美しさのアケボノツツジが、本日は妖艶な美しさを放っているようで、ウットリと言うか、スゥーと吸い込まれてしまうような雰囲気です。

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アケボノツツジのトンネル

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アケボノツツジとシャクナゲ

八丁越を過ぎると、濡れて滑りやすくなった刃渡りのような岩場のトラバースが待ち構えていたので、いつも以上に時間を掛けて通過しました・・・フゥ~(汗)その後はだいぶ歩きやすくなったので、少しペースアップして、8時6分、池の原の展望台に到着しましたが、残念な事に未だ祖母山の頂は雲隠れ中、5分ほど小休憩してから先を急ぎました。

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刃渡りのような岩場

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ケクロモジ

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池の原展望台

気持ちの良い樹林帯を20分ほど歩くと、尾平からのコースとの分岐がある宮原に到着。

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幽玄の樹林帯

更に先に進むと、前ノ背、馬ノ背と、痩せ尾根が続くのですが、万歳しない限りは通過に問題はありません。しかし、この先のスズタケに囲まれた登山道には参りました。せっかく乾いてきた衣類がシットリ濡れたスズタケで全身濡れネズミ状態(苦笑)心が折れそうになりながらも惰力で歩いて、9時10分、九合目小屋に到着。

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スズタケの囲まれた登山道

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前ノ背の鎖場

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九合目小屋

勢いよく出ている水場で2リットルの飲料水を確保し、着替えたい気持ちを抑えつつ、Tシャツを絞るだけで済ませてから山頂を目指しました。てくてく登って、13分ほどで祖母山頂(標高1,756.4m)に到着(8℃)本日は祖母山の山開き、山頂祭が執り行われるので、出来れば参加したかったのですが、山頂祭は11時30分からとの事、さすがにその時間までは待てないので、この先からのペース配分など作戦を立てながら、シットリとした食感が魅力のなると金時の『焼ぽてと』で鋭気を養いながら、15分ほど休憩してから山頂をあとにしました・・・。

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祖母山にて

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焼ぽてと・・・シットリなので、食べやすいですよ(^o^)

急斜面の岩場は濡れて大変滑りやすく、いつも以上に難易度が上がっていたのですが、三点保持で一歩、一歩、足場を確かめながら慎重に下って、無事に通過する事ができました。山開きでもっと混雑するかと思っていたのですが、すれ違ったのは上部で1名のみだったので、落石に対しての警戒もあまり要らなかったのも幸いでした。

20120503②13
落石、落とすのも落とされるのもイヤです

粘土質で多少滑りやすい登山道を足早に駆け抜け、10時31分、黒金山尾根コースとの分岐に到着、この先からまた登りが続くので、5分ほど小休憩して、行動食でエネルギーを補給してから出発。途中、天狗岩との分岐に差し掛かりましたが、祖母山方面は相変わらず、ガスに包まれたままだったので、今回は立ち寄らずに先を急ぎました。スズタケに囲まれた登山道をバイケイソウの若芽に癒されながら黙々と登り、アケボノツツジが見えてくると障子岳の頂も間もなく、山頂直下の鹿避けのフェンスを越えて、11時7分、障子岳(標高1,703m)に到着。

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バイケイソウの若芽

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アケボノツツジ

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鹿避けのフェンス

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障子岳

数人の登山者が憩われており、「どこまで行くの?」と聞かれたので、「大崩山まで」とお伝えしたら、ビックリされていました(笑)その後も談笑しながら、大好きな本村製菓の『佐賀藩丸ぼうろ』を食べながら、12分ほど休憩してから出発。

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佐賀藩丸ぼうろ

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現在も雲隠れ中の祖母山方面

楽しい時間を過ごすと疲労回復も高まるもので、また、縦走路の中でも好きな区間であったせいか、9時間近く歩きっぱなしでしたが、足取りも軽やかに先に進む事ができて、12時4分、古祖母山(標高1,633.1m)に到着。こちらは団体さんで大賑わいだったので、片隅でヒッソリと10分ほど休憩してから尾平越に向かいました。

20120503②20
古祖母山にて
 
祖母・傾山縦走・・・1日目③に続く。
         
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