ラストピークへ・・・10日目

2011/08/10(Wed)


午前1時、携帯のアラームで目が覚めると、すぐに外の様子を伺います。

「オォ~、満天の星空♪」

ようやく、南アルプスも天候が安定してくれたような気がします。

「これで素晴らしい夜明けが見れたら最高なんだけどなー」

絶景を思い浮かべながら出発の準備を進めて、2時6分にテント場を出発(7℃)間ノ岳には過去に2度登っているので、暗くてもコースはシッカリ覚えており、安心して先に進む事ができます。時折、立ち止まっては星空を鑑賞しながら、ゆっくりと登って、4時5分、間ノ岳(標高3,189.3m)に登頂(6度) 強風が吹き荒れて寒いので、イナーシャピークジャケットを着用して、岩陰で夜明けを待ち、雲海にそびえ立つ富士山を見る事ができました・・・今回の遠征中で、一番の富士山かな~♪

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黎明の富士山(クリックで拡大)

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南アルプス南部の山々

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北岳の夜明け(クリックで拡大)

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縞模様の富士山(クリックで拡大)

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谷沿いの朝

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ラストピークへ・・・

過去に2度、間ノ岳には朝駆けしているのですが、ガスに阻まれて絶景を見る事は叶いませんでしたが、ようやく、3度目の正直で絶景を堪能する事ができたので、思い残すこともなく、足取りも軽やかに、5時49分、ラストピークの北岳(標高3,193m)を目指して歩き始めました。

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間ノ岳山頂直下から北岳を望む

朝の清清しい稜線散歩を楽しみながら50分ほど歩いて、中白根山(標高3,055m)に到着(7℃)

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中白根山から仙丈ヶ岳を望む

緑茶とひとくちようかんを食べながら、10分ほど休憩してから先に進みました。

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北岳山荘への荷揚げのヘリを眺めながら、のんびりと歩いて、7時45分、北岳山荘前に到着。

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10分ほど休憩してから、北岳に取り付き、登山道脇に咲く
花々を楽しみながら登って、9時19分、ついにラストピークの北岳に登頂。

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中腹から山頂を望む

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間ノ岳を振り返る

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辛い思い出がある北岳、そういう意味でも何かと避けていたのですが、
今日の登頂を境に、これでようやく一歩先に進む事ができそうな気がします・・・。

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北岳にて

せっかくなので、今回の遠征の達成、その他諸々の余韻に浸りながら、ゆっくりと珈琲タイム♪

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生八ツ橋がサイコー\(^o^)/

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2時間30分ほど、のんびりと過ごしてから下山し始めました。もう何も気負いしなくて良いので、鼻歌気分で歩いて、12時25分、肩ノ小屋に到着。こちらは登山客でごった返しており、「なんだかなー」と思いながらも、テントの受付(500円)を済ませました。

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肩ノ小屋

テント場に行くと、あまり空きスペースがありませんでしたが、
空きスペースを見つけて、なんとか無事に設営する事ができました・・・フゥ~(苦笑)

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昨日までと違って、今日は夕立が来る気配はありません。そういう事なので、照りつける陽射しは容赦なく、暑くて、とてもテント内には居れません。傘で日陰を作りながら、なんとか凌ぎました。その後、お花畑の斜面を20分ほど下って、水場まで遊びに行きましたが、水が細くて、2リットル汲むのに5分近くも掛かってしまいました(苦笑)

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水場へ

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水場

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ミヤマオダマキ

行きは良い良い、帰りはツライ、急斜面を30分ほど登って、ようやくテント場まで戻る事ができました。

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テント場まで遠いなぁ~

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テガタチドリ

テント場の反対側に行くと、気持ちの良い風が吹いていたので、
カルピスを片手に仙丈ヶ岳を眺めながら、ゆっくりと流れる時間を楽しみました。

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ついに空に・・・(笑)

暑かったテント場も涼しくなり始めたので、夕食の準備を開始。今宵は切り餅2個を茹でて、
キユーピーの『あえるパスタソースのめんたいマヨ』をトッピングしてみましたが、これがウマイッ(^o^)

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今宵は永谷園のゆうげもセットで♪

その後はいつもの通り、黒霧島と焼帆立貝ひもで晩酌タイム!!

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明日はいよいよ下山なので、ちょっとは深酒したい気分でしたが、
夜中に北岳山頂で星でも眺めようと考えて、18時17分、本日も早めに就寝・・・11日目に続く。
         

三度の白峰三山縦走・・・9日目

2011/08/09(Tue)


午前3時43分、パチッと目が覚める(11℃)

いよいよ、本日から南アルプス北部の山々に登り始めるのですが、
過去に2度登っており、コースも覚えているので、精神的にとても楽です。

プレミアムクラッカー&コーンスープで朝食を終えると手早く撤収作業を終えて、5時30分に出発。本日の農鳥小屋までの行程は3時間程度、今までと比べて小屋間の移動時間は短く、ようやく夕立の心配をせずに縦走する事ができそうです。ここまで来ると食料等などの消費装備がだいぶ減っているので、少しはザックの重荷を気にせずに歩く事ができそうです(笑)マルバダケブキのお花畑を見ながら40分ほど歩いて、6時13分、三国平の分岐に到着。

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マルバダケブキのお花畑

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三国平・・・奥の山は塩見岳

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仙丈ヶ岳を望む

晴天に恵まれて、風は心地良く、周囲の山々を望む事ができ、とても気持ち良いです。三国平から農鳥小屋までは、間ノ岳の南西斜面をトラバースしながら歩きます。ハイマツ帯と岩礫のトラバース路を50分ほど歩くと、三国沢の水場に到着。

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トラバース路からハイマツ帯越しに塩見岳を望む

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西農鳥岳と塩見岳

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三国沢

冷たい水が流れていたので顔を洗ったり、タオルを濡らしてカラダを拭いたり、サッパリしてから先を急ぎました。水場から先は歩きやすかったのですが、斜面を巻きながらダラダラと歩くので、一向に稜線が近づいて来ず、なかなかシンドかったのです。それでも休憩せずに頑張って、8時48分、農鳥小屋に到着。

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手前が西農鳥岳、奥に農鳥岳が見える

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稜線から西農鳥岳&農鳥岳を望む

早速、テントの受付(500円)を済ませて、空きがあるテント場を
あちらこちらと物色、気に入った場所を見つけて、テントを設営しました。

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テント場

この頃になると怪しげな雲も多くなり始め、太陽が顔を出しているうちに濡れている物を乾かそうと、シュラフなどを広げて天日干し。それから農鳥岳に登る準備をしていると、農鳥小屋の名物親父さんが「今日も雨が降るから早く登った方が良いよ」とアドバイスして下さいました・・・ありがとうございます♪。ある程度、登山靴などの濡れ物が乾いてくれたので、9時51分にテント場を出発(17℃)ザックの中身は基本装備&カメラ機材のみなので、散歩気分で軽快に登る事ができます。

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いざ、農鳥岳へ

山での楽しみまで軽量化するのは嫌なのですが、たまにはベースキャンプから軽装で登るのも良いものです。重荷を背負っていると、いつも多くの登山客に追い抜かれるので、「あぁ~、自分って、なんてダメなんだろう~」と落ち込んでしまう事もしばしば、「重荷を背負っているのだから・・・」と自己弁解すると、自分がダメな事に対して言い訳しているようで、更に落ち込んでしまいます(苦笑)でも、今日は今まで頑張った分だけ、背中に羽が生えた如く、軽快に斜面を登って行く事ができ、11時ジャスト、農鳥岳(標高3,025.9m)に登頂する事ができました(15℃)

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西農鳥岳から農鳥岳方面

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農鳥岳までの縦走路

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農鳥岳にて

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やっぱり、東京カリントのかりんとうはウマイッ(^o^)

頑張って登って来たのですが、残念ながら展望には恵まれず、
ずっと、ガスに包まれたままだったので長居はせず、10分ほどで下山開始。

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冬期遠征時、強風に煽られて転倒した場所・・・生きてて、良かった~(笑)

30分ほど戻ったところで、ポツポツと雨が降り始めましたが、
雨具は着用せずに先を急いで、12時21分、本降りになる前にテント場まで戻る事ができました。
 
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農鳥小屋

テント内に入ってしばらくすると本降りに・・・。このテント場は標高2,800m付近にあるので、昨日のような雷雲の発生が怖かったのですが、本日は雨は降っても、雷雲の発生まではなさそうです。1時間ほど経つと雨も上がったので、小屋にビール(350ml:600円)と水2リットル(1リットル:100円)を購入しに行きました。ガスに包まれる農鳥岳を見ながら、今まで大事に残していた『まぐろチーズ』をお供に、プシュッとビールを堪能しました♪

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ガスかかる農鳥岳方面

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贅沢なひととき・・・

ほろ酔い気分でテントに戻ると、分厚い雲の隙間から太陽がチラッと顔を出したので、
久しぶりに『AAソーラーチャージャー 』をテント上に広げてから、お昼下がりの珈琲タイム♪

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AAソーラーチャージャー


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オヤツがいっぱい\(^o^)/

珈琲を片手に地図を広げながら、今まで歩いてきた道のりを思い出して、マッタリとした時間を過ごす事ができました♪そんなこんなで、ノンビリと流れる時間を楽しんで、時刻は16時過ぎ、そろそろお腹も空いてきたので、夕食の準備を開始。本日は切り餅を2個、久しぶりにマルチロースターで焼き、お吸い物亭(鯛)に投入して、即席雑煮の完成\(^o^)/

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食欲をそそられる焼き色(^o^)

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シンプルながら、鯛の風味と焼き餅の香ばしい香りに食欲をそそられます。

上品に食べ終わると、まだ夜の帳も下りてないうちから晩酌タイム♪

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大好きなあたりめと黒霧島のコラボで、ゆっくりとした時間を楽しんで、
明日は間ノ岳に朝駆けなので今宵は早めに、19時前に就寝・・・10日目に続く。
         

塩見岳へ・・・8日目

2011/08/08(Mon)


 午前1時30分、携帯のアラームで目が覚める(前室の気温10℃)

昨日の二の舞は御免なので、朝食はマリーのビスケットをかじっただけで終え、出発の準備に取り掛かったのですが、濡れたテントの撤収に時間を取られてしまいました。それでも無事にパッキングを終え、3時38分、ガスの中を出発。20分ほど歩いて三伏山を素通りすると急勾配になり、1時間ほど頑張って、ハイマツに囲まれた本谷山(標高2,657.9m)に到着。この頃になるとガスも晴れ始め、雲は多いもののご来光も拝む事ができました♪

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本谷山

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放射状の朝焼け

このまま好天になる事を祈りつつ、明るくて気持ちの良い樹林帯をひたすら歩きます。

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単調な登山道にそろそろ飽きてきた頃、
塩見新道との分岐を通過、7時1分、ようやく塩見小屋に到着(12℃)

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塩見小屋

※この塩見小屋はテント場は無く、宿泊する場合も完全予約制との事です。

近くの丘で10分ほど休憩してから出発しましたが、この頃には願い叶って、気持ちの良い青空が広がる絶好の登山日和になっていました。登山道も岩場を よじ登ったりする、ちょっとスリリングなコースに変わり、ドキドキしながらも楽しんで登る事ができ、8時32分、西峰(標高3,046.9m)に登頂(15℃)

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ゾゾッ~(恐)

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西峰にて

記念撮影を手早く済ませて、ちょっとだけ高い東岳(標高3,052m)に向かいました。

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東岳までは2~3分ほど

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東岳から蝙蝠尾根

こちらで絶景を堪能しながら30分ほど休憩タイム♪

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やっぱり、緑茶&丸ぼうろのコラボが好き☆

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ゆっくりしたい気持ちを抑えつつ、重い腰を上げて出発(苦笑)これから熊の平小屋までは5時間近く掛かるので、このまま晴天が続き、夕立が来ない事を祈るのみです。ガレ場をゆっくりと下って、30分ほどで北俣岳分岐に到着。

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北俣岳分岐から見上げる塩見岳

塩見岳を越える事ができ、辛く厳しかった南アルプス南部の山々とはここでお別れ、これからは南アルプス北部の山々を目指して北上を開始します。さて、この先に水場ありと地図に明記してあったので、楽しみにしながら進んでいたのですが、どうも渇れてしまったようで見つける事ができませんでした・・・残念。

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気を取り直して先に進んでいると、北荒川岳キャンプ場跡の手前で、マルバダケブキの素晴らしいお花畑に出逢う事ができました♪ゆっくりと鑑賞したい気分でしたが、この頃にはすでに曇り空に変わっており、昨日に引き続き、夕立が来る事は間違いなしだったので先を急がないといけなかったのですが、このまま素通りするような野暮な真似もできず、三脚を手早くセットして、パシャリ♪

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農鳥岳方面

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マルバダケブキのお花畑

他にも、タカネコウリンカやハクサンフウロなど、多くの高山植物に出逢う事ができました♪

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ハクサンフウロ

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タカネコウリンカ

タカネビランジが咲く、北荒川岳(標高2,697.6m)には11時30分到着。

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隅っこに咲く花がタカネビランジ

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北荒川岳

周囲をガスに包まれて、本日も雷雲の発生に怯えながらの縦走に・・・。ただ、昨日と違い、本日は樹林帯の中を歩く事が多いので、多少は気持ちも和らぎます。ですが、スコールのような大雨で、ようやく乾いた登山靴をまた濡らすのは嫌なので、できるだけ頑張って先を急ぎます。

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新蛇抜山(標高2,667m)の山頂をトラバース、
その先にある『竜尾見晴』と呼ばれる好展望地には13時29分に到着。

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もちろん、周囲はガスに包まれたままで何も見えないので、ゆっくりする事もなく、先を急ぎました・・・。30分ほど歩くと、パラパラと雨が降り始め、塩見岳方面から雷鳴が聞こえてきました。「あまり時間がない、急がねば」と頑張って、14時23分、本日最後のピーク、安倍荒倉岳(標高2,692.6m)に到着。

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安倍荒倉岳

「急げ、急げ」と疲れたカラダに鞭を振るって、14時40分、バイケイソウの群落付近で
再び晴れ間が出始めましたが、気を緩めずに先を急いで、14時56分、熊の平小屋に到着。

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バイケイソウの群落

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熊の平小屋

外のテラスで憩いでいた登山者と話していたら、5分もしないうちに雷鳴を伴って、昨日よりも強烈なスコ ールのような大雨が降ってきました(驚)小屋の軒下に急いで避難、テントの受付(600円)を済ませるも設営する事もできず、ジッとして止むのを待ちました。

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軒下から農鳥岳を望む

明日登る予定の農鳥岳方面で激しく雷鳴がなっていたので、「明日は大丈夫かなー」と、今から心配です。結局、17時近くまで降り続け、雨が上がると、すぐに設営を開始しました。パパッと設営を終え、湧水を汲みへ・・・。こちらも冷たくて、とっても美味しく、ついでに髪も洗うと、脳天まで冷たさが届きます(笑)

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タオルでカラダを拭いて、サッパリ爽快でテントに戻り、夕食の準備開始。今宵の夕食は質素に、だし茶漬け(のり)に切り餅を2個、トッピングしただけで終わりましたが、行動時間が12時間近くになると、あまり食欲が湧かず、無理に食べると嘔吐したり、かえって体調が悪くなってしまいます。消化が良い餅は、カラダが素直に受け付けてくれるので心強いです♪

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質素な夕食でしたが、晩酌タイムは
ちょっと豪華に『砂肝の七味焼き』をご用意!!

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南アルプス南部の山々を思い返しながら、
20時30分頃まで楽しんで就寝・・・9日目に続く。

         
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