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赤石岳を目指して・・・2日目

2012/12/31(Mon)


午前3時30分に目が覚める・・・。

昨日から降り続いた雨は小康状態でしたが、室内の気温は-4℃と昨日に比べ、
徐々に冷え込みが厳しくなってきているので、いよいよ寒波襲来と言ったところです・・・。

本日の行程は、標高1,120m付近にあるこの椹島から東尾根(大倉尾根)に取り付き、標高2,500m付近にある赤石小屋までの標高差約1,400mを登る長丁場ではありますが、夕方までに小屋に辿り着くと良いので、気持ちにもまだ余裕があります。

バランスオン クリームサンド
(1袋:140kcal)とミルクココアで朝食を済ませた後、至福のひとときであるモーニングコーヒータイムを楽しみながら、ゆっくりと片付け等を済ませて、6時ジャストに椹島ロッヂの冬期小屋を出発(-8℃)

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朝食のバランスオン クリームサンドとミルクココア

登山道は、昨晩の雨を吸った雪がガチガチに凍り付いていましたが、
アイゼン&ピッケルのお世話になる事もなく、ダブルストックで調子良く登って行きます。

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東尾根(大倉尾根)入口

1時間ほど登ると夜も明け始め、ヘッドランプの助けも要らなくなってきました。しかし、夜が明けてくると、今度は寒さが更に厳しくなり、中厚手のパタゴニアのストレッチエレメントグローブ(現在は廃盤)を装着した両手の指先が冷たくなり始めたので、まだ我慢できる状態でしたが、今後の事も考え、症状を悪くしないように、早めにグローブを交換する事にしました。「まだ序の口でこの状態、先が思いやられるなぁ~」と愚痴りながら、厚手のウールグローブ&イスカ3本指のオ-バ-ミトンに変更、やっぱり、冬山では天然素材が安心で暖かく感じます。

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標高1,300m付近

標高1,500mを越える頃には陽射しも射し込むようになったので、
今度は大汗をかかないように、ペースを少し落しながら登って行きます。

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標高1,500m付近

陽光に照らされながらの登山は気持ち良く、重荷もあまり気にならず、足取りも軽やかに登って、9時4分、標高1,700m付近の林道跡のヘアピンカーブに到着。休憩するにはもってこいの場所だったので、5分ほど小休憩してから出発(-9℃)

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標高1,700m付近の林道跡のヘアピンカーブ

標高を稼ぐにつれ、登山道に陽射しが射し込んで暖かいのですが、気温の上昇はなく、逆に下がりつつあるようです。出発前の長期予報では、平年並みの寒波がやって来ると言っていたので、気温低下もあまり気にする事はありません。

標高1,830m付近の『樺段(カンバダン)』と呼ばれる区間を越え、途中、1本満足バー(シリアルホワイト)でエネルギーを補給し、その後も針葉樹林の中を淡々と登って、12時35分、標高2,300m付近に到着。

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標高2,000m付近

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1本満足バー(シリアルホワイト)

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標高2,300m付近

標高も2,300m付近になると積雪量は増し、気温も-16℃まで下がっていました。そして、午前中の好天が嘘のように雪が降り始めました。本降りになる前に赤石小屋まで辿り着きたいと思い、ペースを少し上げながら先に進みました。しかし、30分ほど登ると、赤石小屋への最後の関門『歩荷返し』と呼ばれる急登が行く手を遮ります。

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最後の関門『歩荷返し』

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標高2,360m付近

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標高2,450m付近

急登にあえぎながらも、最後の力を振り絞って突破し、
14時59分、今宵の宿である標高2,500m付近にある赤石小屋に到着。

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標高2,460m付近にある標識・・・赤石小屋まであと30分

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赤石小屋

早速、扉を開けて室内に入りましたが、誰も居らずにガランとしていたので、
今宵も低温対策と汗や雪で濡れた衣類を効率良く乾かす為、小屋内にテントを設営します。

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赤石小屋内部の様子

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エアライズ2

無事に設営も終わり、アウターを脱いで、テント内でリラックスしたいところでしたが、時間に余裕のある今日のうちに所用を済ませておきます。天候や行程に合わせて、便通をコントロールする事も登山の立派な技術の1つだと僕は思いますが・・・。

外は出ると吹雪いていましたが、設置してあるトイレは雪に埋もれておらず、
利用する事ができたので、吹雪かれずに気持ち良く所用を済ませる事ができました。

その後、ビニール袋に雪を集めてから飲料水を作ります。コーヒーを飲みながら黙々と作っていると、最初に単独の登山者、それから男女2人組が続け様に来られました。それまで静寂が支配していた小屋内も多少は賑わうようになり、ようやく年末らしくなったような気がします。

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コーヒータイム

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コーヒー用のフィルターで漉しながら飲料水を作ります。

とりあえず、飲料水は3リットルほど作ったので、夕食を作り始めました。今宵も切り餅2個を焼き、『スープなしあわせ 和風でしあわせ』の中から『鴨つくねと根野菜のけんちん汁』にトッピングして美味しく頂きました。

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『鴨つくねと根野菜のけんちん汁』と切り餅

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即席雑煮

さて、お腹は膨れましたが、今宵は大晦日・・・。

山中に居ても、やっぱり、そういう気分だけは味わいたいのですが、明日の行程を考えると、とても日付が変わる頃までは起きていられません。そういった事情なので、早めに年越し蕎麦を頂き、ちょっとだけ大晦日の気分を味わう事ができました♪

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どん兵衛のそば・・・美味しいですよ(^o^)

明日の準備も終えると、明日は初日の出を拝みに、標高2,701mにある
富士見平まで朝駆けする予定なので、18時38分、早めに就寝・・・3日目に続く。

         
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赤石岳を目指して・・・初日

2012/12/30(Sun)


午前4時過ぎに目が覚める・・・。

外の様子を伺うと曇り空、天気予報では雨になっていましたが、冬型の気圧配置なので、ちょっと登れば、「雪に変わるだろうなぁ~」と安易に考えながらダムサイドの道路を安全運転で走って、5時30分過ぎに沼平の登山口に到着。15台ほど停める事ができる駐車場は、すでに2/3ほどが埋まっている状態でした。車を端の方に駐車して準備を開始。今にも雨が降ってきそうな空模様だったので雨具のズボンを装着、その他の準備も手早く済ませると、ゲート入口横にある登山指導センターへ登山届を提出に行きました。室内には指導員が2人居られ、厳しい目線で登山届をチェックされていました。単独なので、それを指摘されたら登る事ができないので、ドキドキしながら待っていると、「問題ありませんね、ラクダの背は右側に雪庇が張り出しているので注意して下さい」と、登山情報を貰って、無事に届け出を済ませる事ができました・・・ホッ。

登山指導センターを出ると、雨がポツリ、
気温4℃、早く雪に変わる事を祈りつつ、6時42分に出発。

畑薙湖を横目を見ながら20分ほど歩くと夜も明け始め、2年前に歩いた『南アルプス南北縦走』の時の懐かしい景色が広がってきました。7時31分、標高960m、茶臼岳の登山口がある畑薙大吊橋を過ぎると、本格的に雨が降り始め、それ以降、雪に変わる所か、この時期にしては珍しい土砂降りとなりました・・・(苦笑)

「しんどいなぁ~」

デジタルオーディオプレーヤーで音楽を聴きながら歩いているとは言えども、単調な17kmの林道歩きは面白くなく、畑薙橋を過ぎた頃から気温は-2℃、天から注ぐ雨は氷雨となって舞い降り、容赦なく体温を奪っていきます。

更に先に進むと、中ノ宿吊橋付近から先の林道は本格的に積雪していましたが、雨で雪が解けて、林道は氷の川と化していました。ダブルのブーツのおかげで冷たくは感じないのですが、明日以降の事を考えると、あまりブーツは濡らしたくないので、なるべく水に入らないような工面をしながら歩き、11時29分、赤石ダムに到着(-3℃)

肉体的と言うよりも、冬山に登りに来たのに土砂降りの中を歩いているという精神的な疲労が強く、いつも以上に疲れを感じます。大好きなカリントウを食べながら小休止して、叱咤激励して先を急ぎました。

赤石トンネルを抜けると、雪崩れて林道を寸断している所がありました。この辺り一帯は落石も多く、長居はしたくないので足早に歩き、標高1,140mの聖沢登山口を通過、更に林道を詰めて、13時29分、標高1,120mの椹島に到着。

予定では、このまま赤石小屋まで登るつもりでしたが、明日から本格的にやって来る寒波に備え、濡れた物を乾かしておきたかったし、この氷雨で登る気力も失せていたので、今日の行動はここで切り上げる事にしました。林道から10分ほど下りると、椹島ロッヂの冬期小屋に到着。ガラガラと扉を開けると、室内は真っ暗、誰も居ないようです。「今宵は貸切かなぁ~」と思いながらザックから装備を出していると、30分も経たないうちにガイド2人が引率している10人ほどの登山グループが入ってこられ、ガイドから話を聞いてみると、今日は赤石小屋に居たが、雨の為、赤石岳へのアタックを断念してここまで下山して来たとの事でした。今日は標高2,500mオーバーの赤石小屋付近でも雨だったと言うのだから、おっかなビックリです(苦笑)

その後、荒川三山を目指すという単独の若者も到着し、小屋の中は大賑わい!?な感じとなりました。今日はこれ以上の登山者は増えないようなので、濡れた衣類から登山靴まで乾かす為に小屋内にテントを設営する事にしました。パパッと設営し終えると、歩いて5分ほどの所を流れている大井川に水を汲みに向かいました。相変わらずの土砂降りの中、冷たい川の水を2リットルほど汲んでから小屋へと戻りました。

小屋の中に設営したテントの中に潜り込むと、ウイスパーライトインターナショナル(灯油)に火を入れ、登山靴には新聞紙を詰め、とにかく、濡れた物を全て乾かす事に努めました。その結果、夕闇が迫る頃には8割ほどが乾き、ようやく明日からの寒波にも対応できると安心したら、お腹の虫がグゥ~と鳴り始めたので、ささやかな夕食タイムを楽しむ事にしました。

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さて、今回の遠征でも主食は切り餅(1日:50g×2ヶ)をメインに、大分県佐伯市在住の友人が暮れに送ってくれた『スープなしあわせ 和風でしあわせ』の中から、今宵は『鮭とキャベツの石狩汁』をセレクト。これに焼いた餅をトッピングして、今宵の夕食の完成!!

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鮭とキャベツの石狩鍋

シンプルながら、これが美味しくて、大満足の夕食タイムとなりました。

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お腹も膨れると、睡魔が襲ってきたので、
明日は晴れる事を祈って、今宵は早めの18時30分に就寝・・・2日目に続く。

         

再び、冬山へ・・・プロローグ

2012/12/29(Sat)


2008年から2009年の年末年始の白峰三山の縦走でアクシデントが重なり、両手両足に重度の凍傷を負ってから早3年の月日が流れ、この間、極度の末端冷え性との戦いでした。医者からは、再び凍傷になったら、今度は両手の小指だけでなく、両手両足の指も切断しなければならない・・・と宣告されました。それで冬山そのものを止めれたら良いのですが、バカは死なないと治らないとは良く言ったもので、あの景色、あの濃厚な時間、そして、自然との全ての力を出し切って真剣勝負する事への充実感・・・。他人から見たら滑稽かもしれませんが、僕にはそれが全て、その為に生きているのです。いや、そこに生きる価値を見出しているのかもしれません。

もちろん、死ぬ為に登るのではないので、凍傷にならない、悪化させない為に万全の体制で登らないといけません。初年度は受傷した箇所が冷えに対して過敏に反応し、その年の12月に北アルプスに入りましたが、とても冬山に登れる状態ではなく、標高2,500m付近で撤退。それからは、如何にして末端冷え症を克服するかが課題となりました。登山靴に関しては、日本の冬山は湿度が高いので汗もかきやすく、少し湿った状態でも、標高3,000m付近の稜線に立てば、条件次第では、保温材の入ったシングルブーツでも凍結してしまい、足先は冷えてしまいます。このような状態での長期の縦走は難しく、何よりも足先に冷えを感じると、とても怖いです。

そこで、ダブルブーツの出番なのですが、近年は化繊のプリマロフトやGORE-TEXデュラサーモなどの保温材の入ったシングルブーツが台頭しており、ダブルブーツは、プラスチックブーツか、数種類の登山靴しかありません。おまけに、どれも取り扱いは28.5cmまでしかなく、大きめの29.5cmが欲しかったのですが、国内では見つける事ができず、結局、海外から個人輸入して、LA SPORTIVA(スポルティバ)のスパンティークを手に入れる事ができました。これは、『ダブルブーツの常識を変える驚きのフィット感』のキャッチフレーズの通り、ダブルブーツにありがちなロボット歩行のように歩きにくい事はなく、シングルブーツ並みに快適に歩く事ができました。

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LA SPORTIVA(スポルティバ)のスパンティーク

次にグローブですが、今は化繊素材の扱いやすく、操作性の良いグローブがたくさん出ていますが、これは短期の縦走や気温-15℃程度までは良いかもしれませんが、長期の縦走では、昔ながらのウールのグローブと三本指のオーバーグローブを組み合わせたものが乾かしやすく、汚れによる保温力低下も少ないような気がします。それから、強風が吹き荒れ、気温が-20℃を下回るような状況下では、中綿の入ったグローブでないと安心して行動できません。気が付いたら、指が動かなくなっていた・・・という事も珍しくありませんので(苦笑)

ミトンのグローブはよく見かけるのですが、三本指で操作性が良い中綿入りのグローブはなかなか見つかりません。しかし、盛夏の頃、ぶらっと立ち寄った好日山荘で、ブラックダイヤモンド(Black Diamond Equipment Ltd.)のソロイストロブスター(Lサイズ)という名前のプリマロフトの中綿入りの三本指のグローブが叩き売られているのを発見。早速、試着してみて、ようやく理想に近い中綿入りのグローブを定価の30%オフで手に入れる事ができました(笑)

これで両手の憂いも限りなく無くなり、準備も万端、12月も押し迫り、いよいよ決行と相成ったのですが、出発する数日前に転倒して左側の肋骨を強打してしまい、あまりに痛みがひかないので病院に行ってみると、案の定、肋骨にヒビが入っていました・・・。「これでは遠征は無理かな」と思いながらも、ドクターストップがかからないようであれば、行こうと思い、「激しい運動はやっぱり止めていた方が良いですよね?」と恐る恐る医者に尋ねてみました。意外にも医者の回答は「胸骨が膨らまないようにコルセットで絞めていれば大丈夫ですよ」との事。あとは痛みとの相談なのですが、とりあえず、患部に湿布を張り、コルセットで絞めて様子を見ながら、登山を中止にするかは現地入りしてから判断する事にしました。

12月28日未明、雨が降る中、自宅を出発。

まだラッシュとは無縁の高速道路を安全運転に努めてひた走り、途中、福山SAで仮眠して、翌日の17時過ぎに静岡市に到着。静岡市内にある『天然の静岡温泉 美肌湯』で長時間の運転疲れを癒した後、車を1時間30分ほど、山中を走らせて、井川ダム湖畔にある『井川展示館の駐車場に到着。こちらには、近くにトイレもあり、沼平の登山口まで30分ほどで行けるので、今宵はこちらで就寝する事にしました。

明日の準備を済ませて、缶ビールでささやかな祝杯を上げ、
22時前に就寝しましたが、寝返りを打つと、肋骨が痛い(苦笑)

「明日の朝、登るか登らないか、判断しなければ」

しかし、ここまで来れば、撤退の意思表示は無理に等しいかな・・・。

色々考えると、寝れなくなるから明日の事は明日考えよう!

初日に続く・・・。

         
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