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永田岳・・・3日目

2007/12/31(Mon)


2007123101.jpg
お世話になったテント場

午前7時過ぎ、昨日の方に外から声を掛けられて起床・・・。

永田へ下るルートの情報の確認に来られたようで、昨日とは逆にテント内から情報をお伝えしました。こちらも永田岳への情報をもらったのでお互い様です。「気を付けて」と声を掛けて、結局、お互いの顔も知らないまま、お別れしました・・・(笑)

さて、こちらはゆっくりと朝食タイム。昨晩のご飯の残りをコーンスープに入れて、洋風リゾットを作って食べましたが、美味しい~♪その後はもちろん、モーニングコーヒータイム・・・今日もベリーグッド♪

そんなこんなでテント内で至福の時を過ごした後、レインウェアの上下を着用して着替えを済ませ、無人になった小屋に荷物を移しました。その後、テントの撤収開始・・・相変わらず、降り続ける雪の中で、降り積もった雪の除雪作業をして、凍り付いたテントの収納に手間取りながらも、なんとか無事に収納完了・・・ホッと、ひと安心♪

小屋内でのパッキングも一段落したら珈琲が飲みたくなったので、クッキーとわんちゃんをお供にコーヒータイム・・・シアワセ~♪などと、のんびりしていたら、あっと言う間に11時過ぎ・・・これ以上、天候待ちしていても回復の見込みも無いので、11時11分、アドバイス通りに軽アイゼンを装着してから鹿之沢小屋を後にしました(-2℃)

昨日から降り続いた雪は登山道に20~40㎝ほど積もっており、もちろん、トレースなどは全く無く、一歩一歩、足元の感触を確かめながら確実に登って行きました。しばらくすると、5m前後の直登の岩場に到着・・・ロープがあり、無雪期だったら、何ともない岩場でしたが、今日はガチガチに凍り付いており、おまけにロープも一緒に凍りついて全く役に立たず(苦笑)

とりあえず、凍りついた斜面にキックしてみると、2cmほど爪先がのめり込んだので、これを足場にキックステップでなんとか這い上がって、無事にクリア~♪この岩場の上から稜線上に出ましたが、風がものすごく強くて、ホワイトアウト状態・・おまけに降雪も更に激しさを増し、この霰のような雪が横殴りに降って来て、顔に当たるとものスゴく痛い。

時折吹く突風に体勢を崩されないようにしながら半ば這うように突き進み、12時10分、ローソク岩の展望台に到着しましたが、肝心のローソク岩はおろか、これからの登山ルートも見えない(苦笑)視界不良のホワイトアウト状態で、頼りの目印も稜線に上がった頃から無くなり、おまけにこの強風と霰のような雪・・・冬の大敵は風ですが、プラスこの霰のような雪に体力と時間を奪われ、これ以上の行動は危険かな・・・と、撤退の文字が脳裏を横切りましたが、この永田岳を越えなければ、今後の山行に支障が出てしまう。それにあの凍りついた岩場は登るよりも下る方が数倍危険だから・・・それに登って来たトレースも消されているし・・・先に進むしか道は無い。それにしても、ガスと吹雪はともかく、この強風はなんとかならないかなぁ・・・もう3日間も吹き続けているのに全く止む気配が無い(苦笑)この風がもう少し穏やかになれば、意外とすんなりと進めるのですが・・・風速で15m/s以上吹いているのかなぁ~。

時折吹く突風に体勢を崩されないように耐風姿勢を取りながら、クラストした雪面はキックステップで確実に登って行き、目印は全く無く、おまけにルートは雪に埋もれているので、地図とコンパス、そして、GPSで現在地とルートを確認しながらの効率の悪い登山をしながらも、今日みたいに視界が利かないホワイトアウトでルートもはっきりしない状態の時は、一歩一歩が大事なので、慎重&確実に歩いて、しばらく進むと永田岳付近だと思われる場所に到着したのですが、何の標識も無い・・・GPSでは1886mを示しているんだけど??この先は下っているので、ルート不明瞭時の下りはとても怖い・・・少し考えた後、「とりあえず、下ってみるか」と行ってみたら、久しぶりにピンクの目印を発見・・・が、永田岳への標識はどこにも無い。「どこが山頂??」と、GPSで確認してみると、目の前にそびえる岩山の方を指している。

「う~ん」と頭を抱えて悩んだ後、「とりあえず、行ってみるか」と、目の前の岩山へ登り始めると、目印を発見!その先にはロープがぶら下がっており、凍り付いていましたが、渾身の力を込めて引っ張ると取れたので、そのロープの助けを借りて、無事に九州第二位の永田岳1,886mの頂上に立つ事ができました・・・展望は全くありませんが、とっても嬉しい~♪が、そんな登頂の喜びも強風と吹雪に掻き消されて、時折吹いてくる突風に命の危険性を感じました・・・。頂上は非常に狭く、すぐ隣は奈落の底で、風に押されて、ホントに落とされそうになりました(苦笑)

せっかく、悪天候での苦労しての登頂でしたが、14時5分、潔く撤退開始(-5℃)下山もロープをしっかり握って、一歩一歩、確実に足場を確かめながら、ゆっくりと下って、無事に下りる事ができたのですが、焼野三叉路に下りるルートが見当たらない・・・どこを見てもルートに見えてしまうのですが、さて、一体どれだ??しばらくの間、永田岳付近をあちらこちらと見て回ったのですが、どれも違うようで、一旦、あのピンクの目印があった場所に戻ってから、コンパス片手に地図と睨めっこ・・・目の前に見えるのも、それらしく見えますが、普通だったら何か案内か目印があるのですが・・・何も無い(苦笑)

とりあえず、この目の前のルートらしき所を少し下ってみて、目印が一つも無かったら、すぐに引き返そうと、14時22分、意を決して下ってみる事にしました・・・下るとすぐにロープがあったので、このルートで間違い無いと、ホッと安心して下り始めました・・・あぁ~、よかった、よかった~♪

10分ほど下った所で単独の方と出会い、こんな時間のこんな悪天候時に人と出会うのも珍しいので「どちらまで?」とお尋ねすると、永田岳には登らずに鹿之沢小屋に行かれるとの事・・・「このコースは初めてですか?」とお尋ねすると、初めてとの事。もちろん僕も初めてのコースでしたが、岩場が凍結していて、ロープが使えない事やこの悪天候の為にトレースは消え、ルートが不明瞭でコースタイムの倍はかかる・・・などと、足で稼いだ情報を5分程度の短い時間でしたが教えられるだけ教えて、「気を付けて」とお別れして、僕も先を急ぎました。

僕の方は先程の方のトレースがまだ残っていたので、それを頼りにしながら下って行き、途中でエネルギー補給に羊羹を食べて元気を取り戻して、更に進んで、16時1分、焼野三叉路到着(-5℃)

到着してすぐに近くにある沢で3リットルの水を確保して、吹雪・・・いや、ブリザードの中、テントの設営を開始・・・この場所、風の通り道ですが、この辺りには、この場所しか設営できる場所は無い。強風と霰のような雪に悪戦苦闘しながらも無事に設営完了・・・すぐにザックと一緒にテント内に逃げ込んだのですが、ブリザードの中のオアシスだね♪

テント内に入ってからが大忙し・・・ザックや登山靴などの雪落としや濡れた物を拭いたり、グローブなどを干したり・・・これらの作業をきちんとやっておかないと、翌日、濡れた物は凍りつき、行動に支障が出ますからね。ですが、手の指の先の爪の生え際辺りが初日から一本ずつ、ピリッと裂けて痛いので、なかなか作業がはかどらず、これがまた痛いので、痛みに堪えての作業は時間ばかりが経過してなかなか思うようには進みません。

それらの作業が終わったのが19時30分過ぎ・・・雨具を脱いで、ダウンベスト、ダウンパンツ、テントシューズに着替え、お湯を沸かして赤飯にお湯を注ぎ込み、出来上がるまでの間、クッキーをお供に珈琲を飲みながら作戦会議・・・やっと、ホッとできるようになりました♪

そんなこんなで、20時過ぎに赤飯が出来上がり、これに豚汁も加えて、夕食タイム・・・味噌の風味がとっても美味しい~♪お腹が空いていたのでガツガツと食べて、あっと言う間に完食。そして、食後はいつもの晩酌タイム・・・今日は焼酎のお湯割りを1杯だけにして、永田岳の登頂を祝って、バーボンで乾杯・・・「美味しいなぁ~」と思いながらも、外は猛烈な風とあの霰のような雪が吹き荒れ、テントはグラン、グランと揺れまくり・・・雪に埋没させたペグが凍りつき、しっかりと固定されれば少しは安心なのですが、この霰のようなサラサラとした雪でしっかりと固定されてくれるかは不安で、そんないつ倒れるか分からないテントの中では気持ち良く酔う事はできません。

今日は大晦日、こんな日に携帯はもちろん圏外、いつ倒されるか分からないテント内でたった一人、寒さに耐え、風雪に耐えて、大晦日の夜を過ごしている・・・それでも大晦日の雰囲気だけでも味わいたいと思うのが人情で、相変わらず、グラン、グランと揺れるテントの中、カウントダウンの花火のような音がするテントを激しく叩く大粒の雪の音をBGMに、年越しそばを食べながら、「Happy New Year~♪」と迎える鼠年の新年でした・・・とっても美味しかったのですが、来年は倒される心配が無い安心して酔える場所で新年を迎えたい・・・と思いつつ、今日も濡れた物をシュラフに入れて乾燥機になり、「どうか、朝まで無事でありますように・・・」と祈りながら、0時30分に就寝しました・・・4日目に続く。


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鹿之沢小屋内

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コーヒータイム~♪

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いざ永田岳へ…

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ホワイトアウトの稜線

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永田岳頂上にて

2007123107.jpg
三叉路でテント泊

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年越し蕎麦を食べる

         
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