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甲斐駒ヶ岳・・・2日目

2008/05/04(Sun)


2008050401.jpg
甲府盆地の夜景

午前1時30分、携帯のアラームで目が覚めるが、
前日の疲れがまだ残っているようでカラダが思うように動かない・・・。

しばらくの間、テントの天井をボ~と眺めて過ごす・・・静かだなぁ~。

その後、ゆっくりとカラダを反転させて、
うつ伏せになって起き上がる(テント内の気温5℃)

入口を開けて外の様子を見てみると・・・ガスっている。

「これは晴れるかも・・・」と、ちょっとほくそ笑んで、
温かいお茶を片手に、ソイジョイ(カカオオレンジ)で軽い朝食タイム~♪

その後、サーモスの山専ボトルにお湯を沸かして入れた後、
いつものモーニングコーヒータイムを楽しみながら出発の準備を開始。

早朝の時間はあっと言う間に過ぎ去ってゆくので、チラッ、チラッと時計を見ては時間を気にしながら手早く準備を済ませ、登山靴&ロングスパッツを装着して、テントの外に出てみると・・・

「うぁ~、満天の星空だよぉ~♪♪」

おまけに遠くには甲府盆地の夜景がキラキラと輝いている・・・。

まるで宇宙のど真ん中に居て、満天の星空に包み込まれながら、
遠くに煌く銀河を見ているような・・・とても言葉では言い表せないなぁ~♪

少しの間だけ見惚れた後、御来光に間に合わなくなる・・・と、
急いでテントを撤収してザックに収納した後、12本爪アイゼンを装着。

このテント場から少し登れば森林限界になるので、そうなれば雪面も磨かれ、アイゼンを効かせ、ピッケル片手に今日はサクサクと登れるなぁ~と期待しながら、ザックを背負って、3時36分、ヘッドランプの明かりを頼りに出発(3℃)登山道には、しっかりとトレースが付いているので道に迷う心配はなく、風もなく、サクサクと自分の足音だけを聴きながら、ただ黙々と登り続け、森林限界を抜けると展望も開け、夜明けを待つその風景に思わずウットリ~♪

「ふぅ~、この調子で進めば、夜明け前には余裕で間に合うなぁ~」
足取りも軽やかにアイゼンを効かせて、サックサクッと登っていたら・・・

突然、ズボッと太ももの付け根辺りまでハマッてしまいました・・・。

「うっ、なぜ、トラップが??」

ちゃんとトレースの上を歩いていたのに・・・??

雪に埋もれたまま少し考えてみると、「あっ、そうか!」
昨晩は風もなく気温がマイナスまで下がらなかったので雪面が凍りつく事がなかったのと、ほとんどの方々は七丈第一小屋やテント場などに荷物をデポして、軽装で登頂されるサミットアタック型の「ライトフライ級」だけど、僕は全てを持って登る縦走型のヘビー級なので、ライトフライ級の方々が歩いたトレースの上をヘビー級の僕が歩けば沈むのも納得・・・うぅ~、納得しなければいけないんだね~(涙)

トラップから這い上がって数歩登るとズボッとハマるので、ピッケルで雪の締まり具合を確かめながら登るのですが、それでもズボッとハマッたりしながら、ふと東の空を見ると、地平線が赤く染まり始めている・・・このような効率の悪い登りでは「八合目の御来光場」で御来光を見るのなんて、間に合うわけがない・・・決めた場所で夜明けを迎えられないなんて悔しいなぁ~。

「ハァ~、情けない~」などと自己嫌悪に陥りながらも、結局は「間に合わなければ、その辺りで御来光を迎えればイイかぁ」と開き直りながらも、やっぱり諦める事はできず、やれる事はやろうと、ズボッ、ズボッと全力でルート開拓しながら登り、「もうすぐ御来光かぁ~、あの見えている丘の上で御来光を迎えよう」と持てる力を振り絞って斜面を駆け上がると・・・

「アァ~、ここが八合目の御来光場だぁ~(喜)」

ヤッタ、ヤッタと登頂したかのように大喜び・・・(笑)

八合目到着・・・4時49分、喜んでいる間に太陽が顔を出し始め、
ザックからカメラを取り出して、撮影タイム・・・この瞬間がタマリマセン♪

厳かな儀式の後、「オッ、北岳がカッコイイなぁ~」と、北岳を見ながら撮影ポイントに移動したのですが、何やら嫌な予感がしたので、一旦、元居た場所に戻って、その撮影ポイントを横から見てみると、「アッ、雪庇の上(汗)」

ふぅ~、北岳の美しさに惹かれて行ってみれば・・・怖いねぇ~。

これから先も注意深く登山道を観察して進まないと・・・。

そんな事もありつつも楽しい撮影タイムが終わった頃、
小屋泊まりの方が1名登って来られ、ルート工作のお礼を言われたので、ちょっと照れる・・・。

「今はこんな余裕な感じですが、朝方はバテバテでしたからね~」などと談笑しながら、クリームパンを食べてエネルギー補給を済ませた後、この方は先に出発され、僕もカメラ等をザックに収納して後片付けを済ませ、6時17分、八合目御来光場を出発しました(4℃)

痩せ尾根をゆっくり歩いていると、小屋泊まりの方々が次々と登って来られたので安全を確保できる場所で道を譲り、その軽々しく登られる姿を見ていたら、思わず「ふぅ~」と溜め息が・・・(苦笑)「ガンバろう~」と自分を励ましながら先に進んでいたら、ズボッとワナにハマり、これが右の斜面だったら、数百mの滑落が待っていたね・・・と思っていたら、ヒヤ~とするも「うっ、あ、足が抜けない・・・」

普通だったら大笑いする場面なのですが、隣には「滑落」の文字が浮かんでいるので笑うに笑えず、ピッケルを使い、雪を崩したり、掘ったりしていると、登って来られる方々に「手を貸しましょうか?」とか「掘るの手伝いましょうか?」などと温かいお言葉を頂戴したのですが、一度甘えてしまうと、その先も何か困った場面に遭遇したら「誰か助けてくれないかなぁ~」と心のどこかで人に頼ってしまうので、そう思わない為にも、なるべく人に頼らず、自分の事は自分で・・・が単独行の鉄則だと思っているので、「ありがとうございます、でも、なんとか自力で脱出できそうです」と言って、引き続き、崩したり、掘ったりを幾度も繰り返して、無事に脱出に成功~♪

「ふぅ~、この先も気を付けないと・・・」

人のトレースをあてにしていたら命が幾つあっても足りないので、ピッケルで雪面を確かめながら、一歩一歩を命懸けで登り、途中、クサリやハシゴに悪戦苦闘しながらも、2本の剣がある岩の下付近まで登って来た時、単独の登山者の方と一緒になったので、「いや~、キツイですね~」とお互いに苦笑いした後、「お先にどうぞ」と道を譲ったのですが、すぐに2mほどの岩場を攀じ登らなければならない場所があり、この方が最初に登られ、「その荷物を背負ったままだと厳しいかもね」と言われ、「ザックだけ先にザイルで引っ張り上げようか?」などと優しいお言葉・・・自分が登るだけでも精一杯なのに、他人を気遣われる優しさ・・・ありがとうございます~♪

でも、「とりあえず、ガンバッてみます」とお答えしたのですが、僕がこの岩場を無事に登り終えるまで、ジッと見守っていてくれました・・・僕が無事に登り終えるのを見届けると先に進まれました・・・その登られる後ろ姿を見ながら、僕もこの人のように他人に優しい山男になれたらイイなぁ~と思いました・・・山で素敵な人との出会いは、とっても嬉しいなぁ♪

さて、嬉しい事もあった事なので、絶景を見ながらもうひと頑張り・・・と思ったのですが、
この頃になると、周囲はガスに包まれて展望は望めず、ただひたすら登り続けるだけ・・・ちょっと残念。

それでも黙々と登り続けて、7時46分、
花崗岩に囲まれた場所(標高2,843m)に到着(5℃)

一旦は何気に通過するも急にガスが晴れ始めたので、
再びこの場所に戻って、撮影タイム・・・赤石沢の岩壁が迫力満点!!

20分ほどガスが晴れるのを待っていたら、富士山がチラッと
姿を見せたり・・・なんだかんだ言っても日本一の山容だなぁ~♪

少しの間だけでしたが、スカッと晴れ渡った風景を見れて、満足した後、
あと少しだけ頑張ろうと、8時25分、甲斐駒ヶ岳山頂を目指して出発・・・。

真っ白な世界の中をトラップにハマりながら、緩やかな斜面がダラダラと続く登山道をゆっくりと登り続けて少し下ると、北沢峠からの夏道との出会い、ピークが近い事を知ると今までの疲れも吹っ飛び、黒戸尾根最後の登りを半ば駆け上がるように通過して、

9時34分、甲斐駒ヶ岳に無事登頂・・・ふぅ~、長かったけど感無量~♪♪

早速、標識と一緒に記念撮影を楽しんでいると、北沢峠方面からは
ご夫婦の方やグループの方々が続々と登ってこられ、山頂はあっと言う間に大賑わい。

「すいません、シャッター押して下さい」と次々に依頼されて大忙し(笑)

「どちらから?」という問いに、驚く事なかれ・・・と内心思いながら、
「九州から電車を乗り継いでやって来ました~」とお答えすると、
「私達も北九州から車を走らせて来たんですよ」との事、
こちらの山で九州の人にお会いするなんて珍しいなぁ~♪

と思っていたら、また新たに頂上に辿り着いた団体さんは
大分県の山岳会の方々との事・・・日本は狭いなぁ~と感じました(笑)

この大分県の山岳会の方々の記念撮影をお手伝いすると、
ご褒美に、塩バニラのチロルチョコを頂きました・・・美味しい~♪

山頂付近は、ほとんど風もなく居心地が良かったのですが、周囲は
ガスったままで、せっかくの360度の展望を見る事ができずに残念・・・。

それでも、やっぱり諦めきれず、お気に入りのアマンドショコラをお供に、
コーヒータイムを楽しみながらガスが晴れるのを待つ事に・・・美味しい~♪

そんな極上のひとときを堪能した直後、周囲を渦巻く
ガスの切れ間からチラッ、チラチラッと、仙丈ヶ岳が見え隠れ・・・。

「オッ、これは来るかも!」と、
カメラを三脚にセットして準備万端で待機していると、
「アッ、見えてきた~」とセルフタイマーをセットして、
ニコッと笑顔で、南アルプスの女王とツーショットで記念撮影~♪♪

その記念撮影の一部始終を見ていたご夫婦の方も「私達も・・・」と標識の横に立たれましたが、肝心の仙丈ヶ岳は再びガスの中へ・・・でも、「すぐに姿を見せますから」と、その場で待機して貰って、「僕が合図したら最高の笑顔でポーズして下さいね(笑)」などとお話しながら、その時を待っていたら・・・

「あっ、はいポ~ズ!」

パシャリ・・・とってもステキな写真が撮れましたぁ♪

そんなこんなで楽しい時間を過ごした後、このご夫婦の方は先に下山され、僕もそろそろ北沢峠に下ろうかな・・・と準備をしていたら、黒戸尾根方面から見覚えのある姿の登山者が登って来られました・・・!?

「アッ、昨日、刀利天狗で一緒になった人だぁ~」

すぐに駆け寄って
「登頂おめでとうございます♪」とお伝えしました!

昨日は膝の調子が悪くなり、5合目で
テント泊されたとの事・・・ここまで登って来られましたね、スゴいですぅ♪

「またどこかの山でお会いしましょう~」と言って、
この方とも甲斐駒山頂ともお別れして、11時17分に下山開始。

少し下りると雪の斜面は消え、ガレ場を下り始めたので、アイゼンを装着したままでは、かなり歩きにくい・・・でも、他の登山者のほとんどは装着したままなので、すぐに雪が現れるのは容易に想像できたのですが、歩きにくいものは歩きにくいので少しの間だけ脱着して歩く事に・・・。

が、少し下ると、前方に凍結箇所と痩せ尾根が見えてきたので、ヤバい、ヤバいと、急いでアイゼンを再装着していると、ガスが晴れ始め、目の前には仙丈ヶ岳が・・・純白の衣を纏いしその姿は、とってもビューティフル~♪あまり見惚れていないで、この痩せ尾根を無事に通過しなければ・・・と思いながらも下られる登山者が多いので、少し安心しながら痩せ尾根を通過していると、岩を巻くようにトレースがありましたが、他の方々もそのトレースを辿って通過されていたので、僕もこの岩を巻いて通過し終えようとした瞬間、ズボッと足元が崩れ、またしても滑落しそうになり、岩側に重心をかけていなかったら、今頃は・・・そう思うと、心臓はドキンドキンと高鳴り、その現場を見つめながら「このコースも僕は重量オーバーなんだね」とちょっとだけヘコんでから出発(苦笑)

この先も岩にしがみついたり、不安定な雪面を半ば転げるように下って、最後の難所を右足を先に置くか、左足を先に置くかで苦悩した後、ここも無事にクリアーすると、安全圏の六方石に12時38分到着(14℃)ふぅ~、とりあえずは、ホッとひと安心だなぁ~♪緊張の糸が切れたのか、ドッと疲れが出始めたので、大休憩をする事に・・・。

展望を楽しみながら30分ほど休憩して出発・・・ファイト!

駒津峰への登りに喘ぎながら、これを登りきれば今日の登りはほとんど終了であとは下るだけ・・・なので、ヤル気は出るのですが、カラダがついていかないので、ハァ~ハァ~とバテバテで登っていると、追い着かれたご夫婦の方と一緒になって、13時49分、駒津峰に到着(9℃)

ご夫婦の方と談笑しながら鋸岳をバックに記念撮影を楽しんだ後、
14時17分、このご夫婦の方と一緒に仙水峠を目指して出発しました・・・。

ご夫婦の方とは夏道から冬道までは一緒だったのですが、下るスピードが違うので少しずつ離れされていったので、あちらこちらで寄り道をしながら、仙水峠までの長い・・・ホントに長い下り坂を、膝を労わりながら、ゆっくりと下り、15時39分、仙水峠に到着。

「ハァ~、疲れたなぁ~」

でも、今宵のテント場がある
北沢駒仙小屋まであと1時間程度・・・頑張るぞぉ~♪♪

ここから先は、なだらかな登山道を下っていくので、
スノートレッキングを楽しみながら、16時22分、仙水小屋に到着。

ここでは冷たくて美味しい水をゲットする事ができたので、
ガブッ、ガブッと一気飲みして喉を潤す・・・五臓六腑に染み渡る~♪

ここから先は登山道脇に沢が流れているので、
心地の良い水音を聴きながら歩いて、17時3分、北沢駒仙小屋に到着。

先程、駒津峰で一緒だったご夫婦の方もテント泊だったので、
「ちゃんと無事に到着したね!」と、温かいお言葉を頂戴しました♪

このテント場は先にテント場代を支払わないと
設営してはいけないので、早速、小屋の方へ受付に行きました。

テント場代2泊分の1,000円とビール(350ml)代の500円を支払って、テント場へ戻り、テントの設営開始しましたが、整地してある場所が空いていたので、整地をする手間が省けたので、意外と早く設営完了。

テント内に荷物を入れ、整理整頓した後、
仙丈ヶ岳を見ながら、プシュッとビールで乾杯・・・シアワセ~♪♪

しばらくの間、今日の甲斐駒の余韻に浸った後、
テント内に戻って夕食作り・・・今夜はキムチ雑炊~♪

アルファ米をお湯で戻した後、
乾燥野菜などを加えて、とっても美味しく頂きました!

食後にお茶を飲んだ後、急激に睡魔が襲ってきたので、
21時前、シュラフに潜り込み、早々と就寝しました・・・3日目に続く。


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八合目で迎える御来光

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残雪の北岳

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御来光場にて

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八合目御来光場付近

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往路を振り返る

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甲斐駒ヶ岳頂上付近を望む

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鳳凰三山の先に富士山を望む

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甲斐駒ヶ岳山頂にある石の祠

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南アルプスの女王をバックに

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くまさん発見!!

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下山開始

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六方石で休憩タイム

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駒津峰より鋸岳を望む

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長い長い下り坂

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仙水峠付近

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水音を聴きながら

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北沢駒仙小屋

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残雪のテント場

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プシュッとシアワセを感じる瞬間
         
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