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ラストピークへ・・・6日目

2011/05/06(Fri)


出発する前に小屋へ立ち寄り、テントの受付(600円)を済ませます。女将さんに大滝山方面の状況をお話していると、例の足跡の謎が解明(笑)女将さんの話によれば、上高地から入山した小屋泊予約の2人組が夕方になっても到着しないので心配していたら、日も暮れる頃に、どこで間違えたのかは分かりませんが、大滝山方面から現れたとの事でした。謎が解明され、スッキリしたところで、並んでいたCCレモンを購入しようとすると、女将さんが「一度凍結しちゃってるから上げますよ」との事、ありがとうございます♪「今から霞沢岳に登ります」と言うと、カロリーメイトなどを頂いた上に、オニギリまで握って下さいました・・・ありがとうございます♪

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この好意を無駄にしないように
是が非でも霞沢岳に登頂せねば・・・と決意の新たに、10時ジャストに出発。

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チーズや生卵は残雪を利用して保存

すぐに見晴らしの良い展望台へ到着しましたが、
3人の登山者が記念撮影の取り合いっ子をしていたので、立ち止まらずにスルー。

さて、これからが本番、かなりの傾斜の急登が待ち構えています。

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気持ちの良い汗をかきながら、ダブルストックとアイゼンで、
ぐんぐん登って行き、ジャンクションピーク(標高2,428m)に到着。

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ジャンクションピーク付近

ひと息ついてから先へ進みましたが、霞沢岳の主稜線に出る為には3つのコブを越えなければいけないので、この先からが長い、長い。おまけに樹林帯の中なので展望はなく、下ったかと思えば登り、登ったかと思えば下る・・・そんな山らしい歩きの繰り返しに少々飽きていたのですが、樹林の合間から景色が見えるようになると、テンションも上がってきます。

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気持ちの良い樹林帯

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雪が緩み始める・・・

途中、下山中の単独の男性とすれ違いましたが、この先からズボズボで大変との事でした。それも覚悟の上での遅出、更に気を引きしめて頑張らねば・・・。山頂までどの程度時間を要するか分からないので、急げるところは急いで通過するのですが、先に進むにつれ、ズボッと嵌まる回数も増えるので、なかなか思うようには先に進めません。

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今日は荷物も軽いので、ズボッと嵌まっても抜け出るのは早いので少しずつ前に進み、あとひと登りもすれば、樹林帯を抜け出れるようになったのですが、目の前のトレースは二手に分かれています。1つは真っ直ぐ、もう1つは右側の斜面をトラバースするように続いています。少し迷ったのですが、時間をロスしていたので、真っ直ぐ進む事にしました。20mほど登ったところで、先ほどのトラバースルートの意味が判明!!なんと、目の前にはシュルンドと呼ばれる岩と残雪との割れ目があるのです。割れ目の規模は見た目には大した事ないのですが、雪に隠れた部分がどこまであるのかが分からず、ジャンプして越えるのにも勇気が必要です(苦笑)

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底が見えない割れ目(恐)

急がば回れで引き返そうか・・・とも考えましたが、時間が勿体ないので、意を決して、ジャンプ!!幸いにも足場が崩れる事はなく、足早にその場を去りました・・・。ですが、ホッとしたのも束の間、これからが本当に大変で、足場は崩れやすい上にトレースは片足分しかありません。さすがにここから先はダブルストックでは無理なので、ピッケルに持ち替えて、恐る恐る、前へと進みます。

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帰路はシリセードで下ろう♪

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愛用のマーベリック

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K1ピーク直下まで痩せ尾根が続く

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足場が崩れ、バランスが少しでも崩れてしまったら、一気に滑落してしまうので、1歩1歩、足場を確かめながら、牛歩以下で進み、K1ピークの取り付きからは垂直に近い雪壁を、確実なピッケル&アイゼンワークを繰り返して、14時35分、K1ピークに到着。

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K1ピークから穂高連峰方面を望む

ふぅ~、ようやく、目指す山頂も見え、ひと息付く事ができると、
急にお腹が空いてきたので、小屋で頂いたオニギリを1つだけ方張ります・・・ウマイッ♪

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1つは今食べ、もう1つは夕食、最後の1つは非常食にしよう♪

5分ほど休憩した後、天候も気になるので、K2ピークに向けて出発。

山頂からは再び垂直に近い雪壁を下るのですが、
短いので安心していたら、いきなり、足場が崩れて滑落・・・。

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斜面にピッケルを押し付けるのですが、最初からスピードが出ているので止める事ができません。「これはもうダメだなぁ~」と覚悟していたら、崖を目の前にして、ザラメ雪がストッパー代わりになったようで止まる事ができました・・・。九死に一生を得、K2ピークへと続くトレースまで戻りました。

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雪壁をトラバースしながら先へ進むのですが、相変わらず、雪は脆く、所々でシュルンドが口を開けているので、足場を確かめながらの効率の悪い登りが続きましたが、15時14分、K2ピークに到着。

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恐怖のシュルンド

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K1ピークを振り返る

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K2ピークから霞沢岳を望む

休憩する間もなく、霞沢岳のピークを目指します。いよいよ、ラストピーク、色々な思いも込み上げてくるのですが、まだまだ油断はできませんが、K2ピークから霞沢岳までは思ったよりも苦労はせず、15時54分、霞沢岳(標高2,645m)に登頂。

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雪庇と霞沢岳

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霞沢岳にて

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霞沢岳から大滝山方面を望む

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K1&K2ピークを望む

さて、ラストピークへの登頂も無事に終え、あとは下山するのみ・・・でしたが、今まで苦労したところが今度は下りになるので、今まで以上に神経を尖らせないといけません。無事に帰ってこそ・・・の縦走なので、カメラをザックに収納して、16時3分に山頂をあとにしました。

悪かったK1ピーク付近の雪壁の下降はバックスタイルで慎重に下って無事に通過、痩せ尾根は行きよりも時間を掛けて通過、その後も明るいうちに距離を稼いでおこうと先を急いで、樹林帯に入る頃に日没を迎えました。さすがに疲労がピークに達していましたが、もう足場が崩れる心配をしなくて良いので気が楽です。5分ほど休憩し、オニギリを1個頬張ります。ここからはダブルストックに持ち替え、ヘッドランプを点灯して先へと進みます。

ジャンクションピーク付近まで戻って来ると、霧が出始め、視界が悪かったので、GPSで位置を確認しながら歩きます。ジャンクションピークを越えて急斜面に出ると、眼下には徳本峠小屋の明かりが・・・。嬉しくて、早く到着したいという気持ちだけが先行してしまうのですが、この急斜面の雪質はとても悪く、行きはよいよい、帰りは恐い状態。腰まで埋まってしまうところも多々あり、小屋が近づく気配がありません。さすがにこれには参ってしまい、トレースを離れ、樹林帯へと逃げ込みました。

樹林帯の中を少し進むと、トレースを発見、先ほどと打って変わって、ずいぶんと歩きやすく、ぐんぐん下ります。ですが、なかなか小屋に到着しないので、さすがにこれはおかしいと気づき、GPSで確認すると、上高地方面に下っている事が判明。どうやら、このトレースは誰かが徳本峠を経由せず、途中からトラバースして上高地からの登山道と合流した時にできたようです。小屋の明かりに安心して確認するのを怠ってしまった・・・と、後悔するもすでに遅い。いっそ、今夜はこの場所でビバークでもしようかという考えも頭をよぎったのですが、どうしても、今夜は祝杯のビールが飲みたかったので、意地でも徳本峠まで戻る事にしました(笑)

時計の針はすでに21時過ぎ、もうすぐ、徳本峠を出発して12時間が過ぎようとしています。

疲労困憊、水も途中で終わってしまいましたが、ビールを楽しみに頑張って歩いて、22時7分、ようやく、徳本峠まで戻って来る事ができました・・・長かったー。さすがにこの時間は誰も起きていないので、紙に一筆書いて、ビール代(500円)と共に置いてきました。

テントまで戻り、ささやかな祝杯を上げた後、11時7分に就寝・・・最終日に続く
         
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