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剱岳・・・2日目

2007/08/12(Sun)


2007081201.jpg
テント場を望む

午前2時30分、イビキの合唱で目が覚める・・・テント内の気温20℃。

テント内から外の様子を伺ってみると、昨夜降った雨はテントを湿らす程度で終わり、
夜空には満天の星空が広がっていました・・・ビューティフル♪

早く外に出たい気持ちを抑えて、とりあえず、撤収の準備。ヘッドランプを装着して、テント内の片付けを手早く済ませて、テントの撤収作業を開始・・・予想していたよりも冷え込んでおらず、Tシャツに山シャツを羽織っているだけで寒くもなく、過ごしやすかったです。今回、防寒対策として、薄手のアンダーシャツ(ロング)とアンダータイツ、ダウンベストを用意していたのですが、この暖かさでは必要無かったかも・・・でも、急に冷え込む事も考えられますからね♪

さてさて、時折、満天の星空に目を奪われながらも順調に撤収作業は進み、30分程度でテントの撤収作業、ザックへのパッキングも無事に完了・・・ザックに詰め込んできた道具が入らなくなったというのはよくある話で・・・山の七不思議の一つ(笑)今回は75リットルのザックに、パンパンに詰め込んでいたので、全ての道具がザック内に収納できるか心配でしたが、何とか無事に収まって、ホッと、ひと安心♪

ひと安心したら、急にお腹のムシが暴れ出したので、小屋の前のベンチに移動してから朝食タイム・・・ヤマザキのランチパックシリーズの「ピーナッツ」と味噌汁という異色の組み合わせでしたが、意外と美味しかったですよ♪

その後、モーニングコーヒータイム~♪この頃になると、小屋泊まりの方々が続々と出て来られていましたが、やはり小屋内もイビキの大合唱があったとの事で、ひと言「テント場のイビキは心強いですよ♪」とお伝えすると、「そうだろうね、でも小屋でのイビキは地獄だったよ」との事・・・同情します(苦笑)

そんなこんなで周囲が慌ただしく準備をする中、僕はのんびりと珈琲に舌鼓を打って過ごしました。少しずつ夜が明け始め、ヘッドランプが不要になった頃、小屋の近くにある小高い丘に駆け上がり、夜明けを待つ事に・・・今日の行程は長丁場なので、三脚を据えてゆっくりと写真撮影が楽しめるのは早朝しかないので、貴重な撮影タイムを楽しむ事ができました。

テント場に戻ると、ほとんどの方々が出発されたようで静まり返っていました。カメラ等をザックに収納して、今日が「岩の殿堂」と呼ばれる剱岳の核心部なので気を引き締めて、テント場を5時40分出発(18℃)

しばらくの間は樹林帯の急登が続き、まだ空気がヒンヤリしているので、大汗をかく事はなく、登山道脇に咲く標高2,200m以下では花期が終わっていたキヌガサソウやゴゼンタチバナ、ツマトリソウなどを愛でながら、順調に標高を稼いで、標高2,600m付近に7時25分到着(23℃)

ちょうど、先に出発されていた昨日仲良くなった山の会の方々と一緒になり、ラムネ菓子を頂いたので、お返しに「こんぺいとう」を差し上げて、楽しい会話を楽しみつつ、エネルギーも摂取しました♪ここまで登って来ると、森林限界を越え、目の前には迫力の岩壁がそそり立ち、展望は抜群、上空は澄み切った青空が広がり、絶好の登山日和でした・・・気持ち良いなぁ~♪おまけにこの先の登山道には一部、雪が残っているのが見えていたので、「涼」も味わう事ができて、束の間のシアワセを感じる事ができました♪

山の会の方々は「またすぐに一緒になるね♪」と言い残されてから先に出発、僕はもうちょっとだけ休憩して、7時45分に出発。ここから先はいよいよ「岩の殿堂」と呼ばれる剱岳の核心部、剱岳の頂上までは岩尾根のコースで、もちろん足場は悪く、クサリ場も何箇所もあり、油断すれば命は無いので、より一層、気を引き締めて歩き始めました・・・。

歩き始めてすぐに、先程「涼」を与えてくれた残雪の登山道に遭遇しましたが、久しぶりのザクザクとした感触に更に「涼」を感じて、ちょっとだけ立ち止まってシアワセな気分を味わいました♪それにしても、ここからの登山道がスゴイんです。これまでがキツかった分、苦あれば楽ありでしょうか・・・登山道脇ではコバイケイソウやクルマユリを始め、チングルマの花や花期が終わって羽毛状になったもの、ハクサンイチゲ、アオノツガザクラ、トウヤクリンドウ、チシマギキョウ、ミヤマダイモンジソウ、シナノキンバイなど多く花々が彩っており、2,600mから上は「天空の花園」のような感じがしました・・・ですが、花が咲き乱れるすぐ隣は断崖絶壁であり、馬の背のような狭い登山道を登って行くので、花の甘い誘惑に負けて注意力が散漫にならないよう足元に注意を払いながら登って、標高2,800m付近に9時15分到着(19℃)

ここで再度、山の会の方々と合流しましたが、休憩されずに先に進まれるとの事で、ここから先の登山道の状況を教えて頂きました・・・ありがとうございます♪僕は地図とにらめっこして、現在地の把握とこれからのコースを再度、頭に叩き込んでから9時20分過ぎに出発・・・陽射しは暑いけど、稜線の風は気持ち良いなぁ~♪

10分ほど登ったところで、山の会の方々が休憩されていました。「どうしたのかなぁ~」と思っていたら、今回はここで断念されるとの事で、万歳三唱などを一緒にさせていただきました・・・来年こそは登頂できると良いですね♪それも20分ほどで終わり、僕は上へ、山の会の方々は下へ、別れるのは名残惜しいのですが、固い握手を交わして、「またお会いしましょう♪」とか「くじゅうにも遊びに来て下さいね~」など、くじゅうへの誘惑も忘れずに、最後は笑顔でお別れしました・・・とっても楽しい方々でしたよ♪

さて、少し寂しくなりましたが、これからが正念場、再度、気を引き締めて登る事にしました。まず最初に現れる難所が早月尾根最上部にある「獅子頭」と呼ばれる岩の横をトラバースするクサリ場ですが、ステンレス製のしっかりとしたクサリが付いているので、万歳しなけば大丈夫なのですが、デカザックが岩に引っ掛からないように注意しながら慎重に進んで、最後の部分だけはちょっとドキドキしながら、何とか無事にクリアー♪ホッと胸を撫で下ろしていると、そんな僕をクスクス笑っているような可愛らしいミヤマオダマキやイワベンケイがお出迎えしてくれました・・・とってもカワイイなぁ~♪花に名残は惜しいけど、先に進まないと明るいうちに宿泊地に到着できないので、後ろ髪を引かれる思いで先を急ぐ事にしました・・・う~ん、残念(涙)

少し登ると、いよいよ早月尾根コース最後の難関である「カニのハサミ」と呼ばれる場所に到着。こちらは垂直壁でしたが、先程と同様にしっかりとしたクサリがあるので、「獅子頭」よりも楽に通過する事ができました・・・ホッ。

ここを乗り越えれば、いよいよ頂上・・・登り切ってすぐに、別山尾根との分岐標識があったのですが、こちらは帰りの楽しみなので、ここでは見送って、ゆっくりと慎重に歩を進めて・・・10時55分、剱岳山頂2,999mに到着(19℃)

今日の剱岳山頂は、遠くには富士山が見えるほどの抜群の展望に、風が吹き抜けて、とっても気持ち良かったのですが、さすがは日本百名山の一つの剱岳、お盆休みという事もあり、この日は座る場所が無いほど、多くの登山客で賑わっていました・・・。

さてさて、無事に登頂したので、お祝いにコーヒータイム~♪もちろん、今回は珈琲のお供もご用意・・・京菓子のスイカとナスをご用意しました・・・ささやかなお祝いながらも、とっても美味しいなぁ~♪気持ちが十分満足したところで、撮影タイム・・・目の前には絶景が広がり、あれやこれやと撮影していたら、あっと言う間に2時間近くが経過していました・・・。この時間帯になると、別山尾根の向こうには怪しげな雲が湧き始めていたので、名残惜しいのですが、夕立を警戒して、手早く片付けを済ませて、13時20分に剱岳山頂を後にしました・・・また逢う日まで♪

しばらくの間、ガレ場を下っていると、「カニのヨコバイ」と呼ばれるクサリ場に到着。先行者は5人程度でしたが、最初の一歩が離れているようで悪戦苦闘されている模様・・・10分ほど待ち時間があり、いよいよ僕の順番、確かに最初の一歩は離れているのですが、重量があるザックを背負っている僕には最初の一歩をクサリを持って通過するのはとてもやりにくかったので、最初の一歩だけはクサリを使わずに、ちょうど良いクラックがあったので、これを掴んで突破しました・・・やっぱり、こっちの方が安定したなぁ~♪難所を過ぎてホッとする間も無く、ハシゴ場や「平蔵(ヘイゾウ)のコル」や「平蔵ノ頭(ヘイゾウノズコ)」と呼ばれるクサリ場が連続して現われ、精神的にお疲れモードになりながら15時10分、前剱2,813mに到着。ここで待機中の山岳警備隊の方と出会い、少し談笑したりして20分ほど休憩した後、本日のテント場がある剱沢キャンプ場を目指して出発。

ガレ場を慎重に下りて、再び登ると、標高2,618mの一服剱と呼ばれる場所に16時47分到着。もう夕立の心配は無いようだし、剣山荘(ケンザンソウ)は真下に見えるし、剱沢キャンプ場は・・・まだ遠いなぁ(苦笑)という事で、ここで撮影タイム♪20分ほど楽しんでいると、疲労困憊の様子のカップルが前剱の方から登って来られたので、「どうしたんですか?」とお尋ねすると、途中で水が無くなってしまったとの事。真下にある剣山荘まで下れば、水が手に入るのですが、彼の方は喋れる程なので大丈夫みたいでしたが、彼女の方は喋る事もできず、動く事もできない様子だったので、幸い、今回は水を多めに持ち歩いていたので、彼女に水を処方すると、すぐに元気になり、彼の方にも処方して、剣山荘までの下りを足取り軽やかに下って行かれました・・・魔法の水ですね♪その後、こちらも17時14分に一服剱を後にしました。

ここから登山道脇に咲くハクサンイチゲやクルマユリ、ハクサンフウロ、コバイケイソウの群落に目を奪われながら、ガレ場を20分ほど下って、剣山荘に17時35分到着(20℃)こちらでは小屋泊まりの方々が夕食を終えられたのか、外のテラスでリラックスタイム・・・こちらは剱沢キャンプ場まで先があるのでリラックスはできないので、2リットルの水だけを頂いて17時46分に剣山荘を後にしました・・・僕も早く、リラックスしたいなぁ~♪

目の前には剱沢キャンプ場が見えているのですが、見えている場所には、なかなか辿り着く事ができません(笑)それでもハクサンイチゲやチングルマ、アオノツガザクラなどを愛でながら順調に距離を稼いで、剱沢キャンプ場までもう少しという場所にある雪渓を横断していたのですが、雪解け水の何とも心地良い事・・・この誘惑に勝つ事はできずに、最初は浴びれないかなぁ~と考えたのですが、さすがは雪解け水、手を付けただけで凍えるような冷たさだったので浴びるのは断念して、足だけ付ける事にしました・・・足湯ならぬ足冷泉ですね♪1分も付けていたら感覚が麻痺してしまいそうなほど冷たかったのですが、とっても気持ち良かったです~♪ここからは登山靴をザックに取り付けて、サンダルで剣沢キャンプ場まで移動しました・・・18時52分到着。

到着したのですが、このキャンプ場はテントの花が咲いており、空きスペースを探すのが大変でした。最初、キャンプ場の入口付近に居た2人組の方々に「ここに張りなよ」と声を掛けて貰ったのですが、魚を焼かれていたので、ここで張ったら風向き次第ではテント内が魚臭くなってしまうと思ったので、丁重にお断りして、別の場所を探す事にしました・・・テント張る場所を探すのも大変だなぁ(苦笑)

良い立地条件を探す為に、腕利きの不動産屋さんが居れば助かるのですが、このキャンプ場では望めないので、自分の勘を頼りに探す事にしました・・・。あちらこちらを探し回り、少し傾斜がありましたが、地面もならしたあり、すぐに設営可能な場所を見つける事ができたので、周囲の方々に「こちらに設営しても良いですか?」と一応お尋ねして、もちろん快諾して頂き、10分ほどで無事に設営完了。設営して荷物の整理をしていると、近くでツエルト泊をされていた今日で2泊目の単独の方と仲良くなり、トイレの場所や炊事場、飲料水の事など、色々と教えて貰いました・・・周囲は暗くなっていたので、とっても助かりました♪

ツェルト泊の方との話も一段落したので、剱岳登頂のお祝いのビールを買いに剱沢小屋に行き、今日は奮発して500ml(700円)を購入して、それからキャンプ場入口にある建物に行って、テント場代500円を支払ってから、テント内に戻りました。今日の夕食は「えびピラフ」えびの食感がいい感じ~♪ビールのつまみはカンパンしかありませんが、満天の星空を見ながら飲むビールはサイコーに美味しかったです♪

ゆっくりと堪能した後、これからの事を考えて、ズボンとTシャツを洗濯する事にしました。もちろん、石鹸類は一切使えないので水洗いだけですが・・・炊事場の水は雪解け水なので、これがまた、とっても冷たい(涙)休み休みしながら何とか洗い終えて、テント内に干して、流れる星に願い事をしながら22時過ぎに就寝・・・3日目に続く。


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キヌガサソウ

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森林限界へ…

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羽毛状になったチングルマ

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トウヤクリンドウ

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絶景が広がる

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チシマギキョウ

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痩せ尾根を登る

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ミヤマオダマキ

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イワベンケイ

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ハクサンイチゲ

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カニのハサミと呼ばれる難所

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立山三山を望む

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ホッとひと息・・・

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山頂にある祠

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絶景を堪能~♪

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ガレ場を慎重に下る

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カニのヨコバイ

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難所は続く・・・

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山頂付近を振り返る

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前剱にて

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一服剱より前剱を望む

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コバイケイソウが咲き乱れる

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雪渓が広がる

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テントの花咲く剱沢のテント場

         
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