利尻島一周ぶらり旅・・・初日

2010/05/03(Mon)


午前5時過ぎ、携帯のアラームで目が覚める。

今朝は強風が吹き荒れ、テントがかなり揺れています・・・まるで山の上に居るようです。

とりあえず、今朝はあまりお腹が空かないので朝食はパス、
その代わり、モーニングコーヒータイムだけはゆっくりと楽しみました!

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テント内で珈琲の香りに包まれると、なんともシアワセな気分になります♪

その後、着替え等を済ませて外に出てみると、気温は14℃近くあるのに意外と寒い・・・。

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上半身だけレインウェアを羽織り、テントを飛ばされないように
気を付けながら撤収作業を終え、7時29分にキャンプ場を出発。

さて、本日から歩き始めた利尻島の周囲63kmを完歩する『利尻島一周ぶらり旅』ですが、ただ一周するだけでなく、あちらこちらにある観光名所にも立ち寄りながら、2泊3日で完歩する予定です。

本日は25km先にある『沼浦キャンプ場』を目指します。

20分ほど坂を下り、閑散とした商店街を抜けて10分ほど歩くと、ペシ岬入口に到着。

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こちらには雰囲気の良いカフェ『サンセットドリーム』もあり、
こちらは展望台まで行った後の楽しみにして、ザックをデポして身軽になってから登り始めました。

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遊歩道脇にはフキノトウを始め、エゾエンゴサクやキバナノアマナなどが咲き乱れており、北国の春の雰囲気に心躍りながらゆっくりと進んで、8時18分、展望台に到着しましたが、強烈な風の洗礼の為に長居する事ができず、すぐに退散しました・・・。

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フキノトウ

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エゾエンゴサク

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キバナノアマナ

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展望台から利尻山を望む

下り終えると、先ほどの『サンセットドリーム』に入ってみましたが、店内には利尻山や花の写真がいっぱい飾ってあったり、ロケーションも抜群で、とても良い感じです♪ちょっと動いたらお腹が空いたので、ピザと飲み物付き(珈琲を選択)のセット(700円)をオーダーしましたが、お値段もリーズナブルで美味しかったです♪

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小一時間ほどゆっくり過ごしてから出発。鴛泊港近くにあるクロネコヤマトの宅急便で、アイゼンやスコップなどの使わない装備類を自宅に送る手配(送料1,900円)をしてから先を急ぎました。

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この先から海沿いを歩くようになったのですが、風は更に強さを増し、海からは波しぶき、正面からは強風とマトモに歩く事ができません。それでもヨタヨタ歩きで先に進んで、9時57分、長寿乃泉水に到着。こちらには利尻山に降った雪や雨が火山灰に浸透し30年余りの歳月をかけて湧出しているという冷たくて美味しい水が流れ出ており、ひと休みして喉を潤してから出発。

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しばらくすれば風も弱まるかなーと思っていたのですが、更に強さを増す一方です。利尻島は島全体が山と聞きますが、まさにその通りだと思います。風に揉みくちゃにされながら歩いていると、本日の千歳空港行きのフライトが欠航になったとアナウンスがありました・・・最終日のフライトは大丈夫かなぁ~。

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そんな不安を抱きつつ、 10時39分、姫沼との分岐差し掛かりました。ここから姫沼まではおよそ2km、少し遠いのですが、途中にザックをデポして時間を短縮して歩き、11時5分に到着。相変わらずの強風の為、姫沼の水面は荒だっていましたが、せっかくなので、姫沼を一周歩いてから戻りました。

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20分ほどで戻ると、ズッシリと重いザックを背負って出発。ここからは単調な道が続くので、デジタルオーディオプレーヤーをお供にして、石原裕次郎の『北の旅人』や石川さゆりの『津軽海峡冬景色』、山本譲二の『みちのくひとり旅』などを情緒タップリに熱唱しながら歩いていましたが、しばらくすると、両足裏にマメができてしまいました・・・やっぱり、アスファルトを歩くには登山靴が硬過ぎたんでしょうかねぇ。

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その後もマメを量産しながらも頑張って歩いていましたが、
14時50分過ぎ、追い打ちをかけるように雨がパラパラと降り始めました・・・。

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薪がたくさん積まれています

痛みに耐えながら歩くのは効率が悪いので、痛み止めのロキソニンを飲んで歩いていましたが、さすがにシンドイです。ですが、この先の鬼脇には総合交流促進施設『北のし~ま』という温泉があるのでやる気も出てます♪

16時30分過ぎに鬼脇市内に到着すると、ファミリーマート『はたけやま』があったので、晩酌用にビールとウインナーを購入して先を急ぎました。先ほどのファミリーマートから5分ほどで、『北のし~ま』に到着しましたが、なっ、なんと、本日は定休日との事でした・・・ゴールデンウイーク期間中だから営業しているものと思い込んでいました(涙)

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鬼脇市内にある北見神社

温泉には入れない、足は痛い・・・心が折れそうになった頃、セイコーマートを通り過ぎたら、ご婦人が駆け寄って来られ、「どこまで行くの?乗せて行くよ」と声を掛けて頂きました ・・・ありがとうございます♪とても乗せて頂きたい気分でしたが、徒歩で利尻島を一周しているので・・・とお伝えして、丁重にお断りさせて頂きました。

優しい言葉に心は奮い立ち、再びやる気を取り戻して先へと進みました!

すると、今度はキャンピングカーの人から
「どこまで行くの?」と声を掛けて頂きました・・・ありがとうございますぅ~♪

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嬉しくて涙腺がユルユルになりながらシッカリ歩いて、17時18分、
沼浦キャンプ場に到着しましたが、トイレや炊事場はまだ封鎖されたままでした・・・。

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沼浦キャンプ場

とりあえず、水だけでも確保しないとちょっとツライなー。

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という事なので、下に見えているオタトマリ沼までは下るだけなので行ってみる事にして
惰力で歩いて、17時29分、オタトマリ沼に到着。早速、水場はないかなーと探してみると・・・

「あった、あった、ありました、水飲み場が♪」

水を3リットルほど確保して、先ほどの沼浦キャンプ場まで戻りました・・・ホッ。

キャンプ場に到着すると、風を避けられる場所にパパッとテントを設営しました。テント内に荷物を入れていると、どこから来られたのか、ご婦人が近付いて来られ、「うちにおいで」と言われました。僕はてっきりキャンピングカーなどで駐車場に車中泊されるのかなーと思っていたのですが、このご婦人は先ほど通過した鬼脇市内の方で、鴛泊まで買い物に行かれた時、行き帰りで僕の姿を見かけられたそうです。それで、歩いている時に声を掛けるのは悪いと思われ、あのデッカい荷物だったら、この沼浦キャンプ場でテント泊をする・・・と予想され、こちらまで来られたとの事でした。

くぅ~、ありがとうございますぅ♪

ですが、雨に濡れた熊のような男がご自宅にお邪魔するのは誠に申し訳ないので何度かお断りしたのですが、「ゴールデンウイーク期間中は子供さんは帰省せず、夫婦二人だけでは暇なので、夕食だけでも食べにおいで、旅の話でも聞かせて」と言われたので、「それならば」とお邪魔させて頂く事に・・・

田舎に泊まろう!

今まで歩いて来た道を車で快適に戻って、鬼脇のご自宅に到着。

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ご主人はどんな方かなーと、恐る恐る玄関を入ってみると、気さくな方でホッとしました。

そして、豪華にすき焼きとビールまで・・・とっても美味しかったです、ご馳走様でした♪

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食事を終えると、今日は諦めていたお風呂まで頂き、ホントに有り難かったです。

そして、「今日は息子の部屋に泊まるといい」と言って頂き、お言葉に甘えさせて頂く事にしました。

せっかくなので、色んな話を聞かせて頂く事にしました。まずは室内には北国ならではの防寒対策がなされているようだったので、「この煙突付きのストーブは特注ですか?」とお尋ねすると、「いや、ホームセンターに普通に売っているよ」との事でした・・・えっ、普通に売っているんですかー(驚)

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次に「防寒対策はどんな事をなされていますか?」とお尋ねすると、一階から二階まで床下暖房(燃料は灯油)、窓は二重になっていて、冬場はこの間に生鮮食品を置いたりするそうです。他に玄関も二重に扉がありました。

次に「やっぱり、冬は寒いですか?」とお尋ねすると、海流の影響で意外と暖かいそうです・・・-10℃を下回るのはシーズン中で数日だけとか(驚) ただ、今回、僕が経験したように風はとっても冷たいとの事、積雪は2mを超える事もあるそうです。除雪車が来るまで外に出れないので、「そんな時はどうやって過ごすんですか?」と更にお尋ねすると、「テレビ見て、気長に過ごすよ」と言われました(笑)

最後に「やっぱり魚は美味しいですか?」とお尋ねすると、
「魚が美味しくて、二十数年前に移り住んだ」と言われました・・・

ウニや昆布が有名な利尻島ですが、機会があれば、魚料理も食べてみたいです!

素朴な疑問にたくさん答えて頂いて感謝しながら、明日も距離を歩くので、まだまだ話し足りない気持ちを抑え、足裏のマメの手当てをしてから、22時過ぎに就寝しました・・・2日目に続く。
         

北の弧峰へ・・・3日目

2010/05/02(Sun)


午前3時7分に目が覚める・・・小屋内の気温1℃。

夜明けまであまり時間がないので朝食は割愛、着替え等を済ませてからテントをパパッと撤収、幕営道具類はスタッフバッグに収納して、登頂に必要な物だけをザックにパッキングしてからカメラ機材を片手に外に出ました・・・オォ~、雲一つない穏やかな快晴の朝!!


利尻富士と月

そして、目の前にそびえる利尻富士・・・
いつもは低血圧気味の僕ですが、今朝はテンションも血圧も上昇しています(笑)

昨日から吹き荒れていた強風も今朝は頬を優しく撫でる程度・・・登頂日和です♪


日本海の夜明け


利尻富士

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長官山と礼文島

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あの頂を目指して・・・

ゆっくりと夜明けのショーを楽しんだ後、6時5分に小屋を出発。

軽くなったザックの恩恵を受けながら足取りも軽やかに進んでいきます。

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標高が上がるに従い、傾斜も急になっていくのですが、今日もアイゼンが
しっかり効いているので、サクサクと雪面に刺さるアイゼンの音を楽しみながら快適に登る事ができます。

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落とし穴!?

その後も大岩のトラバースや痩せ尾根での行動など、緊張する場面もありましたが、昨日みたいな強風が吹き荒れていれば、難易度も上がったかもしれません。ですが、本日は穏やかな快晴、山頂は逃げないので、ゆっくりと時間を掛けて通過すれば問題ありません。

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そして、沓形稜からのルートと合流して、
7時58分、利尻山北峰(標高1,719m)に登頂・・・う~ん、絶景かな、絶景かな♪

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南峰から北峰を望む

さて、本来の山頂は南峰(標高1,721m)なのですが、この北峰から南峰までの雪稜は
リッジの通過がかなり難しいので、この南峰で引き返すのが一般的との事でした。


ローソク岩

北峰からは、念願だったそそり立つ迫力満点のローソク岩を見る事ができて大満足!!

雪に覆われているので、本当のローソクみたいです♪

しばらく風景を堪能していると、僕が登って来た北稜に人影が見えました。もしかしたら・・・と思って、注意しながら見ていたら、段々と近づくにつれ、昨日出会った二人組だと確信したので手を振ってみたら、振り替えしてくれました。再会を喜び合った後、僕は一足先に下山開始。

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避難小屋までの往路は広がる絶景を楽しみながら、のんびりと下りました。

10時25分、無事に小屋まで帰り着くと小休憩してから下山開始。

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雪解けの避難小屋

行きは強風に悩まされながらだったのですが、
今日は鼻歌を歌いながら、気持ちの良い稜線歩きを楽しみました。

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北稜尾根を歩く

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また会う日まで・・・

いよいよ、北斜面への下降になり、利尻富士の山容とお別れするようになると、気温上昇に伴い、雪面の状態が悪い。この先から数m進む度にズボッと足が嵌る始末・・・ふぅ~。簡単に抜ける時は良いのですが、抜けない時は雪面を掘って掘って、片足の救出に5分以上かかる事も・・・(苦笑)

あぁ~、もうイヤ、こんな道・・・だったら、いっその事、左側の斜面をシリセードで下ってしまえ・・・と斜面に身を乗り出し、勢いよく斜面を滑り始めました。最初はスピードが上がるとドキドキしましたが、少し慣れてくるとジェットコースターみたいで楽しいですぅ♪

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名残を惜しみながら振り返る

そんなこんなで、あっと言う間に森林限界の手前まで楽々で下る事ができ、その後も
樹林帯の中を時々ズボッとハマりながらも黙々と歩いて、13時43分、無事に下山する事ができました。

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登山口にて

その後、道路を50分ほど歩いて、今宵の幕営地のファミリーキャンプ場『ゆ~に』に到着。

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遠くに利尻山山頂が見えています

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早速、管理棟に行くと、感じの良い管理人さんが居られ、今日、下山した事や明日から
島を一周歩く事をお伝えすると、利尻島の話をして下さいました・・・勉強になりました♪

その後、肝心の受付を済ませ、テント場代の500円を支払ってから管理棟を後にしました。

さて、テントサイドには家族連れが1組、バイクの人が1名居られるだけでガラ~ンとしており、どこでも張り放題だったのですが、夕方から強風が吹いてきたので、なるべく風を避けられ、尚且つ、見晴らしが良い場所を探していたのですが、四方八方、あちらこちらから吹いてくるので、結局、見晴らしの良い場所だけに的を絞って選びました。

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利尻山が望めます♪

場所が決まれば、あとは早いもので、パパッとテントを設営した後、濡れている装備類は
風に飛ばされないよう細引きに結びつけて外に干し、シュラフや衣類はテント内に広げました。

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片付けなども一段落したので、巡回パトロールで管理棟に来られていた警察官に下山届けを提出してから
真向かいにある利尻富士温泉に行き、受付で入浴料の500円を支払って、いざ、脱衣所へ・・・。

パパッと衣類を脱ぎ捨て、カラダを洗ってから露天風呂は人でいっぱいだったので、
今日は内湯だけでガマンして、の~んびりと登山の疲れを癒しました・・・極楽、極楽♪

お風呂から上がると、利尻山登頂をお祝いして、
タコの唐揚げをお供に生ビールで乾杯・・・くぅ~、ウマイッ!!

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グビグビと飲み干した後、ほろ酔い気分でテント場へと戻りました。

テントに戻ると、干していた装備類を片付け、テント内も整理整頓してから夕食の準備開始!!

今宵はちょっと豪華に『ウニクリームパスタ』を作ってみましたが、、
ウニとクリームソースのコラボが上品で濃厚な味わいを生み出しましたぁ~♪

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黄金色のパスタ(笑)

その後、酒の肴に『鮭とばのハラス』を焼いてみましたが、こちらは焼いてしまうと、普通の焼き魚の味になってしまったので、やっぱりそのまま食べた方が良いなーと反省して、22時過ぎに就寝。

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美味しいんだけど・・・う~ん


北の弧峰へ・・・完結


次回から『利尻島一周ぶらり旅』の始まりです・・・こちらもお楽しみに♪
         

北の弧峰へ・・・2日目

2010/05/01(Sat)


午前3時54分、携帯のアラームで目が覚める。

早速、お湯を沸かして砂糖タップリの紅茶を飲みながら、携帯電話のiモードで天気予報チェック!!現在の天候はテントを叩く雪から悪天候な事が想像できましたが、天気予報では風は強いものの徐々に回復するとの事でした・・・ホッ。

風が強いとの事なので稜線上での行動が心配でしたが、風が強い分、雪面は磨かれるので、
アイゼンはしっかり刺さると思うので、ちょっとだけ安心しました・・・ズボズボ雪は苦手です(苦笑)

朝食にグラノーラとコーンシチューを混ぜ合わせて食べると、
テント内の片付けや着替えなどを済ませてから外へ・・・

先ほどまで降っていた雪は止んでおり、鴛泊港や礼文島も望む事ができました♪

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礼文島遠望

晴れる事が確信に変わると撤収も手早くなるもので、パパッとテントを収納、ザックへのパッキングも
無事に終え、6時35分、標高1,300m付近の稜線上にある避難小屋を目指して出発(-1℃)

すぐに先行して進んでいるスキーを履いた単独者を発見し、そのトレースを辿りながら歩きましたが、さすがはスキー、早い、早い。しばらくすると、その姿も見えなくなり、標高628m付近から急登になり始めたので、12本爪アイゼンを装着して、この先からはアイゼンとピッケルを駆使して登り始めました。

この頃になると太陽も顔を出し始め、雪面も予想通り、風に磨かれているので、アイゼンがしっかり効いて登りやすいです。しかし、標高が上がるに従って風は更に強くなり、地吹雪も激しさを増し、体勢を崩されないように耐風姿勢をとりながらの登山では、なかなか思うように進む事ができません。


地吹雪の中を進む

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振り返ると・・・

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絶景が広がっていましたぁ~♪

それでもジリジリと登り続けて、稜線まで上がる事ができましたが、
吹き飛ばされるほどのものすごい強風・・・。

利尻山は風に注意と聞いていましたが、いやいや、ホントにスゴイ(汗)

それに、風は冷たく、標高3,000mオーバーと変わらない冷たさなのですが、
実際の気温は-1℃ほどで、風の冷たさと気温とのギャップに戸惑います・・・(苦笑)

とりあえず、身を隠せそうな岩がポツンと1つあったので小休憩をしていると、
大学生と思われる二人組の女性も到着され、あまりの強風にお互いに苦笑い。

この二人組は森林限界付近にテントを設営していると言われ、
様子見でここまで登って来たとの事、明日、山頂での再会を楽しみにして、僕は先へと進みました。

ここからは痩せ尾根で雪庇が発達していたので、なるべく雪庇が張り出している方に近づかないように歩くのですが、強風で追いやられて、ハッと気付くと、いつの間にか雪庇の上を歩いている事も度々あってゾッとする事もしばしば(苦笑)

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左側は奈落の底・・・(恐)


ベールに包まれた利尻富士

時々、襲ってくる悪魔の息吹きのような烈風にも耐風姿勢で耐えながら
慎重に進んで、12時19分、長官山(標高1,218m)の山頂に到着。

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長官山の山頂にて

ガスかかるものの眼下には本日の目的地である避難小屋も薄っすらと見えています・・・ホッ。

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避難小屋はドコにあるでしょう?

最後まで気を抜かないように・・・と思いながらも、やっぱり、足早になってしまいます。

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そんなこんなで、12時32分、避難小屋に到着。

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雪に埋もれた避難小屋

この時期、1階はまだ雪の下なので2階から入るのですが、入口の扉は凍り付いてピクリとも動きません。ピッケルを駆使して、なんとか凍り付いた部分を崩す事ができて小屋内に入る事ができましたが、扉を閉めると室内は真っ暗・・・。オマケに雪も降り込んでいて、とても素泊まりでは寝られる状態ではありません。外にテントを張る事も考えましたが、強風下でのテントの設営は飛ばされる危険性大なので、幸いな事に今日は僕以外に泊まられる方も居ないし、他に誰か来て邪魔になりそうだったら撤去する事にして、隅っこにテントを設営する事にしました。



ヘッドランプ着用で無事に設営し終えると、外に飲料用の雪を仕入れに行ったのですが、出た瞬間に地吹雪で全身真っ白の雪男の完成です(苦笑)言うまでもなく、ビニール袋にパパッと雪を詰め込んで、そそくさと小屋に退却しました(苦笑)

テント内の片付けも済ませたので、とりあえず、珈琲タイムを楽しむ事にしました。

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今回の遠征では『ニューカントリー102』をチョイス

風が強いのは難儀な事ですが、独立峰の良い点は障害となる山もないので、比較的、携帯電話が繋がりやすいという事です。これまで昼間っから真っ暗な避難小屋内に一人ぼっちで閉じ込められる事もなく、時間を余していたので、天気予報でもチェックしてみようかなと携帯電話の電源を入れてみると、mamatiasさんからのメールが届きました。時間潰しに付き合って貰おうと思って電話してみたら、現在、宮崎県の青島海岸をご家族でドライブ中との事でした・・・くぅ~、羨ましい(笑)

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その後、天気予報を調べてみると夕方には風が収まるとの事だったので、アーベントロートの利尻富士が楽しめるかも・・・と期待に胸を膨らませながら、夕暮れの撮影の為、早めに夕食を作る事にしました。

↓飲料水作り↓
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アーバンテック スーパーデリオス

↑これは簡易タイプの浄水器なのですが、雪を溶かした水は美味しくないので、今回、
美味しい飲料水を飲みたいと思って持参してみましたが、これで漉した水はめっちゃウマイですぅ♪

雪山に行かれる方も行かれない方も、災害時の装備としてもオススメです!

※漉し方も容器の方をプッシュして押し出すようにして
使用するので、プラティパスでも使用する事ができますよ。

本日はアルファ米とレトルトカレー、パセリ、チーズをトッピングした『チーズカレーリゾット』を作りましたが、
カレーのスパイシーさとチーズのトロ~リ感が絶妙なハーモニーで、とっても美味しく頂きました♪

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夕食前に一品作ってみました

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レトルトカレー&アルファ米だけでもgood!!

後片付けを済ませていると時刻は18時過ぎになっており、そろそろ夕暮れ時かな・・・と、

外の様子を伺ってみると、「オォ~、晴れているぅ~♪」

風も弱まり、肝心の利尻富士の山頂付近には雲が残るものの、その全容が見れるのも
時間の問題だったので、カメラを急いでスタンバイして、しばらくの間、贅沢な撮影タイムを楽しみました♪


ほんのり薄紅色の利尻富士

カラダも冷えきった頃、太陽も地平線の彼方に消え去ったので、小屋内へと戻りました。


夕暮れ(右側は礼文島)

テント内に入ると奥様との定期交信を終えた後、
明日の晴れを祈って、鮭とば(ハラミ)を肴にバーボンで乾杯!!

全身ポカポカ~と温まって、20時30分、早々と就寝しました。
         
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